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「隣の文具活用術」カメラマン編(6ページ目)

「趣味の文具箱」「ステーショナリーマガジン」など文具の商品撮影を専門にされているプロカメラマン北郷さん。カメラマンならではの文具活用術、そして文具撮影のコツまで色んなお話をお聞きしてきました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


ガイド土橋:
最後に北郷さんにとって文具とはどんな存在ですか?

北郷さん:
なくてはならないものです。

何か書くことはとても大切だと思っています。もちろん、パソコンでも書くことは出来ます。しかし、私は自分の手で書くことが大切だと考えています。

私の場合、パソコンの画面に向かっても、考えが浮かばないんです。考えを巡らせて文字にするには、どうしても紙とペンでないとだめなのです。

パソコンの画面を前にすると、画面をずっと見つめ続けてしまいます。紙とペンであれば、ちょっと横を見たりしながら不思議とアイディアがどんどんとわき出してきます。

そのわき出るアイディアを書きとめるのに万年筆は最適な筆記具と言えます。なぜなら、「殴り書き」ができるからです。たとえ殴り書きでも自分の文字は後でちゃんと読めますし。さすがにパソコンだと「殴り打ち」は出来ませんからね(笑)。

パソコンで文章を考えながら書いていると、キーボードを打つことに集中しているうちに「言葉が消えてしまうんです」。それを消さずに捕まえてくれるのが万年筆なんだと思っています。
北郷さん
私がカメラを向けると満面の笑みを浮かべる北郷さん。写真を撮るだけでなく、撮られることにも慣れているようです。


ガイド土橋:
本日はありがとうございました。

取材後記


ノートを使わずメモを、まるでちぎっては投げではありませんが、用が済めばどんどんと処分してしまうという紙との潔いつきあい方がとても新鮮に感じました。

私は、使うかどうか分からないようなメモもついついためがちなので、とても耳の痛いお話でした。自分自身のことを振り返ってみますと、何かを考えメモにはしていますが、それをそのまま寝かせたまま、完成形に近づけていくという努力が足りなかったのではないかと反省しました。整理のヒントを教えていただいたような気がします。

また、今回北郷さんには取材場所に撮影機材一式を持って来ていただき、ご自身の愛用文具の撮影までしていただきました。肉眼で見ると結構使い込んだ文具もカメラマン北郷さんの手にかかると、とたんにどのペンも魅力的に見えるから不思議です。まるで、文具に魔法をかけているかのようでした

これが「趣味の文具箱」でいつも私たちの見ている北郷マジックなのでしょう。

<関連リンク>
趣味の文具箱 14

<「隣の文具活用術」バックナンバー>
隣の文具活用術 商社マンGTD編
隣の文具活用術 学校の先生編
元シルク・ドゥ・ソレイユ ダンサーの文具活用術
「隣の文具活用術」トラベラーズノート
「隣の文具活用術」ポスタルコ マイクさん編
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