イタリアンアップルパイ(ストルゥーデル)の作り方
寒い季節になると、イタリアではストルゥーデルがよく食べられます。このストルゥーデルは、オーストリアとの国境州イタリアのアルト・アディジェ州の郷土菓子です。名前もイタリアっぽい……というか、どこかドイツ語のような感じもしますね。アルト・アディジェはリンゴの名産地ということもあり、そのリンゴを使用したものが「伝統的なストルゥーデル」と言われています。
このストルゥーデル、簡単に言えば、「アップルパイ」なのですが、最近では、こういった筒状にくるまったパイ全体を「ストルゥーデル」と呼ぶようになってきました。
パスティッチェリアでもよく販売されており、リストランテでは、温めて提供されることから、どことなく「寒くなった」季節に楽しまれるという「冬菓子」のイメージがあります。とても簡単なので、自宅でも作れますし、保存もできるので、ぜひご家庭でもお楽しみ下さい!
このストルゥーデル、簡単に言えば、「アップルパイ」なのですが、最近では、こういった筒状にくるまったパイ全体を「ストルゥーデル」と呼ぶようになってきました。
パスティッチェリアでもよく販売されており、リストランテでは、温めて提供されることから、どことなく「寒くなった」季節に楽しまれるという「冬菓子」のイメージがあります。とても簡単なので、自宅でも作れますし、保存もできるので、ぜひご家庭でもお楽しみ下さい!
リンゴのストルゥーデルの材料()
リンゴのストルゥーデルの作り方・手順
パイ生地/パスタスフォリアの作り方
1:薄力粉、塩、水を合わせる
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大きめのボウルに薄力粉をふるい、塩を入れ、真ん中にくぼみをつけて、冷水を注ぎ入れ、生地を合わせていきます。
2:バターを入れ、練りこむ
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【1】が合わさったら、角切りにしたバターを入れ、大雑把に練り込みます。
※角切りバターはよく冷やしておく3:麺台に打ち粉をしておく
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練り込んだら、打ち粉をした麺台に乗せ、軽くバターを馴染ませるように伸ばします。
※この時点で、バターが溶け始めていたら、ラップをして冷蔵庫で15分程寝かせる4:生地を回してよく馴染ませるよう伸ばす
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綿棒で生地を縦方向に伸ばし、伸びたら半分に折り返し、90度右へ向きを替え、再度綿棒で縦方向に伸ばし、伸びたら半分に織り替えし、90度右方向へ替えという作業を8回程行います。
5:ラップをして冷蔵庫で寝かせる
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生地がまとまったら、ラップをして、半日~全日程寝かせます。
リンゴのフィリングの作り方
6:リンゴとカットバターを合わせてオーブンへ入れる

リンゴは皮をむき、八つ切りにして、タネと芯を取り除き、5mm程度の薄切りにする。耐熱皿に入れ、カットしたバター50gを軽く混ぜ合わせて、180度のオーブンで10分程焼きます。
7:レーズンは湯で戻し、松の実はから煎りする
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ボウルに、砂糖、残りのバター、パン粉、ぬるま湯で戻したレーズン、から煎りした松の実を入れ、合わせておきます。
8:【7】を【6】に加える
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【7】をオーブンから出した【6】に加え、シナモン、絞ったレモン汁を注ぎ入れて、よく和えます。和えたら、熱がとれるのを待ちます。
※ざっくり混ぜ合わせるのがポイント9:太巻きのように優しくぎゅっと巻く
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半量のパスタスフォリア(パイ生地)を正方形に伸ばし、【8】のフィリングを手前にたっぷりと入れ、太巻き寿司のように大きめに巻いて、端をフォークで押さえたりなどして閉じます。
※少し穴をあけていてもOK10:オーブンで焼く
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冷めても美味しく頂けます。"
【9】の表面に溶かしバターを塗り、180度のオーブンで約1時間焼き、粗熱がとれたら、粉糖をふって、温かいうちにサービスします。
冷めても美味しく頂けます。
ガイドのワンポイントアドバイス
手作りパイ生地の場合、残ったパイ生地は冷凍保存にもでき、他のお料理にも汎用できます。また、リンゴは同種類2つでなくても、酸味と甘さの違いのあるものを二種類混ぜると、おもしろいアクセントのある味わいになります。冬場は、3~4日間程、保存できます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。