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婚約指輪は買わなくてもいい? 婚約指輪の選び方 -7

無理して買いたくないなら、買わなくてもOK。そんな合理的な考え方をお持ちの方も、最近はだんだん増えてきました。そんななかで人気が急上昇しているのが、エタニティリング。

執筆者:本間 恵子

■婚約指輪は買わなくてもいい?

婚約指輪というと、普段はタンスの中にしまっておき、同窓会や入学式などで思い出したように身に着ける、といった印象を多くお持ちの方もいらっしゃるかもしれません(実際、タンスの肥やしになるか否かは、本人の気の持ちよう次第なのですが)。また、普段ジュエリーにあまり興味をお持ちでない方の中には、ダイヤモンドに大枚を費やすよりは、もっと生活に役立つお金の使い方をしたいとお考えになるケースもあるでしょう。

指輪は、婚約に際する記念品のうちのひとつですから、他に記念になるもの(時計など)をお求めになるならば、指輪は買わずとも構わないでしょう。また最近は、婚約指輪を買わず、その分結婚指輪にお金をかけるというケースも少なくありません。ひとつの指輪で、婚約指輪と結婚指輪を兼ねてしまうという合理的な考え方です。

このような花嫁たちの間で最近人気が急上昇しているのが、「エタニティリング」。宝石が指をぐるっと一周するように途切れなく並んだ指輪です。デザインに切れ目がないため、「終わりがない」こと、すなわち「永遠」を表すシンボルとして古くから用いられてきました。このタイプはシンプルで着けやすく、しかも華やかさも備えていることから、婚約指輪兼用の結婚指輪として選ぶ人も多くなってきています。かつて野球選手のジョー・ディマジオがマリリン・モンローに贈った結婚指輪も、35粒のダイヤモンドを並べたプラチナ製エタニティリングでした。

わたしは、このタイプの指輪をいつも結婚指輪に重ねづけしています。ともすればそっけなくなりがちな結婚指輪が、エタニティと重ねることによって、ぐっと華やかさを増すからです。

ただエタニティは、そのデザインの特質上、重いものを持ったりひどくぶつけたりすると、ゆがんで宝石が外れてしまうことがあります。また石のセッティングによっては、家具やバッグなどを傷つけてしまう原因になったりもします。購入の際は、販売店で十分にアドバイスを受けた方がよいでしょう。

いささか日本語的な英語ではありますが、宝石が完全に指を一周する「フルエタニティ」に対して、半周だけ石が並んだ「ハーフエタニティ」というタイプもあります、わたしが持っているのはハーフエタニティですが、耐久性や使い勝手の点では、こちらの方がずっと実用的です。

 

INDEX

どこで買うか、誰から買うか
■□似合うデザインとはどんなもの?
■□□ブランドものを買う意味は
■□□□オーダーメイドで指輪を仕立てる
■□□□□ダイヤモンド選びの優先順位
■□□□□□婚約指輪はダイヤモンドでなければだめ?
■□□□□□□婚約指輪は買わなくてもいい?

 

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