似合う色・似合わない色は? パーソナルカラー別のおすすめカラー
グレーは上品な色ですが、着こなし方を間違えると“枯れ女”になってしまうことも!?
「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」という言葉があるように、グレー(鼠色)には、色みの混じっていないニュートラルなグレーだけでなく、カラードグレー(色みのあるグレー)もあるため、色のバリエーションが豊富です。
そこで今回は、パーソナルカラーの4つの基本タイプ別に、似合うグレーの選び方と、あなたを魅力的にみせるカラーコーディネートのコツをご紹介します。
グレーはベーシックなカラーなのに、どうしてもグレーの服やバッグが合わせにくいと感じていた方や、グレーは色白な人にしか似合わないと思い込んでいた方も、ぜひ自分に似合うグレーを探してみてくださいね。
<目次>
グレーが似合わない? パーソナルカラー別の似合うグレーの選び方
人によっては、カラードグレー(色みのあるグレー)よりも、色みのないニュートラルなグレーが似合うこともあります
対面型のパーソナルカラー診断では、胸元にカラードレープを当てて、お顔映りをチェックします。実は、他の色に比べると、グレーがとても似合うというケースは稀です。グレーのカラードレープを当てると、お顔の色が暗くなり、ほうれい線、クスミやシミなどの色素が目立ちやすくなることもあります。
■似合うグレーと、似合わないグレーを知っておく
しかし、グレーの中でも、比較的顔映りの良いグレーとそうでないグレーがありますので、自分に似合うグレーの傾向をつかんでおくことも、おしゃれ上手になる早道です。
まずは、パーソナルカラーのタイプ別に、似合うグレーの選び方をご紹介しますので、参考にしてくださいね。ご自分のタイプがわからない方は、パーソナルカラー診断のページをご覧ください。
■スプリング(春)タイプ
スプリングタイプは、黄みが入った、少し暖かみのある、柔らかいライトウォームグレーが似合います。青みの強いグレー、暗いグレーは地味に見えやすいので避けた方がよいでしょう。
■サマー(夏)タイプ
サマータイプの方は、スモーキーなグレー系がよく似合います。特にブルーが混じった明るめのブルーグレーはおすすめです。黄みがかったグレーはお顔の輪郭がぼけるので、避けた方がよいでしょう。
■オータム(秋)タイプ
オータムタイプの方は、濃いめのグレーで、グリーンが混じったような複雑なニュアンスのあるウォームグレーが似合います。明るいグレーは安っぽく見えてしまうので避けた方がよいでしょう。鈍くて重い色調を選びましょう。
■ウィンター(冬)タイプ
ウィンタータイプの方は、白から黒へのグラデーション上にある、混じりけのないグレーが似合います。黄みが混じったグレーは顔色がくすむので避けた方がよいでしょう。明るいグレーも似合いますが、ダークカラーと組み合わせてコントラストを付けるのがポイントです。
次は、パーソナルカラーのタイプ別に、グレーの配色例をご紹介します。
オフィスで好感度アップするグレーのカラーコーディネート
主張しすぎないグレーは、通勤スタイルに好適ですが、地味すぎるのは考えもの。カラーコーディネートで、適度な華やかさを演出しましょう。■スプリング(春)タイプ スプリングタイプは、基本的にグレーが苦手。明るめのライトウォームグレーで、光沢感のある艶っぽい素材を選びましょう。グレーは、トップスよりもボトムスにもってくることをおすすめします。ひまわり色や若葉色など明るい色を合わせて、さっぱりとまとめるのが鉄則です。
■サマー(夏)タイプ グレーを優雅に着こなせるのは、サマータイプならではの強みです。どちらかといえば、優しい印象になりがちなので、仕事に必要な強さを演出したいときは、ダークな色を組み合わせましょう。ブルーグレーに、グレイドネイビー、ディープローズを組み合わせて、芯の強さをアピールしましょう。
■オータム(秋)タイプ オータムタイプは、深みのあるウォームグレーがおすすめ。深みのあるモスグリーンと、癒し系のサーモンピンクを合わせて、ナチュラルでおしゃれな雰囲気を演出しましょう。かわいらしい印象を強調したいときは、サーモンピンクの分量を多くすると◎です。
■ウィンター(冬)タイプ 都会的でクールな印象のグレーとブラックを基調に、クールな印象のアイシーピンクを合わせてスタイリッシュに。ウィンタータイプはモノトーンでまとめても似合いますがピンクを差し色にすると、女性らしさが引き立ちます。
パーソナルカラー別グレーに似合う色の組み合わせ方
アフター5に予定があるときは、華やかさも欲しいもの。艶やかな色を組み合わせて、大人ならではの存在感のある美しさを目指しましょう。■スプリング(春)タイプ スプリングタイプのカラーパレットには、キュートなイメージの色が多いのですが、アップルグリーンとパープル系のすみれ色を組み合わせると個性的な印象になります。派手になりがちな配色ですが、グレーの効果で、適度な落ち着きが生まれます。
■サマー(夏)タイプ エレガントな雰囲気が持ち味のサマータイプですが、魅惑的な色を組み合わせると、夜のおでかけにふさわしい雰囲気を醸し出すことができます。ラベンダーにソフトフクシアのアクセントを効かせ、グレーの効果で品よく着こなすことができるでしょう。
■オータム(秋)タイプ クラシカルなファッションが似合うオータムタイプ。ラスト、ティールブルーといったこっくりと深みのある色で、艶やかな女性らしさを表現してみてはいかがでしょうか。
■ウィンター(冬)タイプ フクシアとエメラルドグリーンを組み合わせてゴージャスに。ウィンタータイプに似合う色はインパクトが強いので、シルエットやディテールをシンプルにまとめると、セクシーさが引き立ちます。 グレーは、色のインパクトが強くないので、ファッションのカラーコーディネートでは、素材選びも重要です。
パーソナルカラー診断で使うカラードレープは綿布が一般的ですが、衣料品のグレーはウールなど冬物が多く、織物やニットなどさまざまな表情を見せてくれます。カラードレープを当てたときの印象にとらわれすぎず、素材や生地の表情を吟味するとおしゃれの可能性が広がります。
よくある質問
Q. イエベ春・イエベ秋に似合うグレーとは?
A. イエベ春・イエベ秋に似合うグレーとは、黄色みがかかった暖色系のグレーです。イエベ春をスプリングタイプ(春)、イエベ秋をオータムタイプ(秋)と呼ぶこともあります。
Q. ブルベ夏・ブルベ冬に似合うグレーとは?
A. ブルベ夏・ブルベ冬に似合うグレーとは、青みがかった寒色系のグレーです。ブルベ夏をサマータイプ(夏)、ブルベ冬をウィンタータイプ(冬)と呼ぶこともあります。
Q. メンズにおすすめのグレーに合う色は?
A. メンズにおすすめしたいグレーに合う色は、モノトーンです。グレーと白、グレーと黒のように、無彩色の濃淡はおしゃれに見えやすい配色です。
Q. グレーが似合わないと感じたときは?
A. 顔映りが悪く、グレーが似合わないと感じるときは、ファッションの配色に濃淡や対比にうまくつけられていないことが多いです。この記事で紹介した色の組み合わせを参考に、周りの色と調和の取れるグレーを選んでみましょう。
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