ウォーキング/ダイエットウォーキングテクニック

ブーツでできるウォーキングダイエット! 歩き方のポイント

ファション性や保温性にも優れているブーツ。ブーツは、足首を固定するため、足裏全体で歩きにくい傾向にあります。歩き方のポイントを押さえて、ブーツでできるウォーキングダイエットを実践しましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

長坂 靖子

執筆者:長坂 靖子

ウォーキング・姿勢ガイド

ブーツは冷えやむくみの原因になったり、不安定な歩き方になりやすい

ブーツでできるウォーキングダイエットの歩き方

ブーツでできるウォーキングダイエットの歩き方

ブーツをはくと、午後には脚がパンパンにむくむ、ブーツの中は温かいはずなのに、つま先が冷えてしまう、そんな経験はありませんか?

それは、ブーツで足首が固定されてしまうためなんです!試しに、ブーツを履いたまま、足首を回してみて下さい。とても動かしにくい事がわかると思います。

このように、足首が固定された状態での歩行は、足裏全体が使えず、ふくらはぎなどの筋肉が動かせなくなり、本来ふくらはぎが持っている血液やリンパ液を上半身に押し戻す力が弱まります。
そのため、正しいウォーキングの効果が得られず、結果、むくみや冷えを引き起こす可能性が高いのです。

また、足首が固定されていると、歩くときの体重移動が上手に行えず、足の指も上手に使いにくいため、全身のバランスを崩したり不安定な歩き方になってしまいます。
 

ブーツと普通の靴との比較

まずは、足首の動きを、画像で比較してみましょう。
 
足首が良く使えています

足首がよく使えています

通常の靴では、前側の足のつま先がしっかりと上がり、かかとで着地できているのがわかります。
また後ろ側の足の指先まで使い、地面を押し出して体重を移動させています。
こういった歩き方をすれば、下半身の筋肉がよく使われていますのでダイエット効果が期待できます。
 
ブーツでは足首が使えていない

ブーツでは足首が使えていない

ブーツで歩く場合、左の写真のように、前側の足のつま先が上がりにくく、後ろ側の足も使えていない状態です。
ブーツでは足首が自由に動いていない事がわかります。
これでは、足裏全体を使えず、ふくらはぎや太ももの筋肉も動いていないので、ダイエット効果が期待できません。
 

ブーツでもできるウォーキングダイエットのポイント

では、ブーツでダイエット効果を得るにはどうしたら良いでしょう?

ブーツの時は、足首が使いにくい分、ヒップと太ももを意識します。
ひざ下で歩くのではなく、太ももから上が脚だと思い、腹筋で上体をを引き上げるイメージで、下の図のように、大きく踏み出すように前に進みます。
付け根から全部が脚だと思って

付け根から全部が脚だと思って

すると、自然に歩幅が大きくなる事がわかります(下図参照)。
脚全体の筋肉を使って、大きく踏み出すため、脚が真っ直ぐなラインに見え脚長効果もアリ!
歩幅が広くなると、筋肉も大きく使われますので、エクササイズ効果が高まります。
太ももを意識して歩幅を広げてみよう

太ももを意識して歩幅を広げてみよう

歩幅による姿勢の違いも歴然

歩幅による姿勢の違いも歴然

こうすると身体を前に押し出そうとして、後ろ側の脚とヒップの筋肉も自然に使われます。
すると、上の右側の写真のように、重心が安定するため、身体が真っ直ぐに引きあがり、ボディーラインが美しく見えます。
 

ブーツ選びのポイントも解説

正しい歩き方でブーツを楽しもう

正しい歩き方でブーツを楽しもう

ブーツは、正しい歩き方が出来ていなければ、かえって冷えやむくみの原因になってしまいます。

今回の記事で、ご紹介したポイントを踏まえて、ちょっと意識をするだけで、通勤中やお買い物の時間が、「ブーツダイエット」の時間に早変わりします。
全身の筋肉を使うので、体中がポカポカしてきますよ。

では、ポイントをおさらいしましょう!

【ブーツでのウォーキングダイエットのポイント】
・足裏全体を使うように意識
・膝を曲げない
・脚の付け根から大きく踏み出す
・腹筋で上半身を引き上げる
・歩幅を広くする


その他にも、ブーツを購入する際に、下記のブーツ選びのポイントもご参考に。

【ブーツ選びのポイント】
・ワイズがあっているもの
・爪先が1センチ程度余るもの
・甲が圧迫されすぎないこと
・試し履きした時に足首・ふくらはぎの動きがスムーズにできるもの

上記のポイント以外にも、ブーツを購入するタイミングを、脚のむくみが少ない午前よりも、むくみがちな午後にすると、購入した後に窮屈な思いをするケースが減ります。

ポイントを踏まえて、ブーツダイエットで、冷え知らずな身体を目指しましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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