妻の収入を全て貯金したらどうなる!?
「私の収入を全て貯蓄したら、一気に貯まるんだよね~」 |
■自分の収入を全て貯蓄した場合(ノリコさんの案)
ノリコさんの可処分所得は、現在246万円です。これを全て貯蓄すれば、理屈の上では1年で246万円貯められることになります。ただ現実に即して考えると、派遣社員のノリコさんは交通費の自己負担があったりしますので、全額貯蓄をするのは厳しいと感じています。
では、視点を変えて、当初の目標である年間100万円を貯めるためには、毎月いくら貯蓄すればいいでしょうか? 100万円÷12ヶ月=8.33万円ですので、キリがいい数字として、8.5万円くらいにすると……
妻 月8.5万円×12ヶ月=102万円
合計:102万円 となります。
収入を全て、とまではいかなくても、約半分を貯蓄に回すイメージです。
一言で「1年間で100万円を貯める」といっても、その方法はいろいろあることが分かりました。ツヨシさんとノリコさんは、「夫婦2人で貯蓄額を分担」するか、「ボーナス全額を貯蓄へ回す」か、「妻の収入で貯蓄をする」かで、もう少し話し合うことにしました。
2人で100万を目指すための節約術!
クレジットカードなどの会費、無駄に払っているものはありませんか? |
■生命保険
:独身時代に入っていたままなら、一度見直しをして、無駄な保険料を払っていないかどうか見直しをしましょう。
●共働き夫婦、結婚したら保険も2倍?
■食費の見直し
:共働きで最も多い項目として挙げられるのが、外食代です。仕事帰りに夫婦で待ち合わせて外食をしたり、週末もデートと休養を兼ねて外食をしたりすることが多いようです。本当は毎日自炊をするのが一番いいのですが、忙しいとそれも結構大変でしょう。例えば、白いご飯は、まとめて炊いて冷凍しておき、お惣菜を買って帰るなど、「中食」をかしこく利用しましょう。外で飲むと5,000円くらいするワインも、お店で買って家で飲むと半額くらいになりますよ!
●DINKSの食費、30年で1,600万円の差!
■携帯電話代
:共働き夫婦は、結婚後も仕事帰りに連絡を取り合ったりして、意外と電話代がかかるようです。家族割引にするなど、契約内容を見直しましょう。
■クレジットカードやスポーツクラブの会費
:あまり利用していないのに、会費を払い続けているものはありませんか? 1年に1度は、会費の見直しをして、必要がないものは解約をしましょう。また、利用しているサービスでも、家族会員にすることで年会費が節約できることがあります。ぜひ確認してみてください。
■銀行のサービスをかしこく利用
給与振込みや公共料金の口座振替を利用したり、残高が所定の金額以上ある場合は、振込み手数料やATM時間外手数料が無料や割安になる銀行サービスがあります。また、夫婦で同じ銀行の口座を持つことで、振込み手数料が無料になるケースもあります。普段利用している銀行のHPなどで、最新のおトク情報をゲットしましょう。
●みずほ銀行「みずほマイレージクラブ」
●三井住友銀行「One’s plus」
●三菱東京UFJ銀行「メインバンク」「オールワン」
今回は、共働き夫婦が1年で100万円を貯める方法について、いくつかのパターンをご紹介しましたが、いかがでしたか? ただなんとなくお金を貯めたい……と思うだけではなく、「毎月いくら」「ボーナスでいくら」という具体的な数字を計算することで、よりイメージがつきやすくなります。そしてPlan(計画)の次はDo(実行)です! 実際に銀行口座や職場の財形貯蓄の申込書を書いてみましょう。2人の夢を叶えるために大きく前進すること間違いなし! です。
●貯まる! 貯蓄術(後編)~共働き夫婦の場合
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