家計の大掃除、する? しない?

気持ちよく新年を迎えるために、「年末の大掃除」が欠かせない年中行事になっているという家庭も多いのではないでしょうか。

2020年末の大掃除の予定を聞いたところ、71.2%が「実施する予定」と回答し、昨年(2019年)末の大掃除実施率52.5%を20%近く上回る結果となりました(『ダスキン 2020年末大掃除実施意向調査』より)。約7割の人は、「大掃除をしよう!」と思っているけれども、実際に大掃除を実施するのは5~6割程度で、毎年同じような傾向があるようです。

同調査によると、「キレイにしたい場所」は「レンジフード・換気扇」(19.5%)が最も多く、次いで「キッチン」(17.8%)「リビング・ダイニング」(17.1%)、などでした。コロナ禍で、除菌や消毒を意識するようになった方も多いと思いますが、実際に掃除時間・頻度が増えた方の意識変化として、「こまめな掃除が大切だと思った」「達成感を持つようになった」などの意見も挙げられていました。
頑固な汚れをスッキリ落としたい!

頑固な汚れをスッキリ落としたい!

年間の家計を整理する「家計の大掃除」を、家の大掃除に喩えてみましょう。普段から家計簿を整理していないと、「ゴチャゴチャになっていて、収拾がつかない」(=汚れている)、「いざやろうと思うと、手間ひまがかかりそう」(=時間がかかる)ということで、大掃除における「レンジフード・換気扇」以上にエネルギーが必要かもしれません。今度こそやろうと思いつつ、次の年が始まってしまう……。

「レンジフード・換気扇」の汚れのように、家計の大掃除を延ばし延ばしにしていると、家計も頑固な汚れがついてしまって、いざやろうとした時に大変苦労するはめになってしまいます。
 

年末は「家計の大掃除」にチャレンジしよう!

大掃除をして家中がきれいになると気分がすっきりするように、家計の大掃除をすると今まで以上に気持ちよく、新年を迎えられることでしょう。今年の年末年始は、旅行や帰省を控えて自宅で過ごす人も多いと思います。ぜひ、大掃除の項目に「家計の大掃除」も追加していただければと思います。
家計も大掃除!

家計も大掃除!

「家計の大掃除」は、「1年間の家計簿をつけて、家計の決算をする」といった、たいそうなことをするのではなく、「1年間のうちに、知らず知らずにたまった家計の汚れを発見して退治する」ことをいいます。

もちろん、しっかり家計簿をつけて家計の決算をすることも、できれば実施してほしいのですが、年末の忙しい時期は、まとまった時間を取るのは難しいことでしょう。そこで、すぐにできて、気持ちよく新年を迎えられる手軽な方法をご紹介します。
 

家計の大掃除の最初は、財布の整理整頓から

1年間お世話になったお財布は、中身を全て取り出して、中にたまったゴミやホコリを取り除きましょう。また、革製の財布であれば、革専用のクリーナーなどで磨いてきれいにします。普段はあまり意識せずに、財布の掃除をしない人も多いのではないかと思いますが、1年間のうちにずいぶん汚れていることに気がつくはずです。
 
まずは財布のお手入れから

まずは財布のお手入れから

取り出した財布の中身は、必要なもの、不要なものに分別します。ずいぶん前にもらったレシートや数年前のおみくじなど、入っていませんか? なかには、有効期限が過ぎたクーポンが入っているという方もいるようです。

クレジットカード、会員カード、スタンプカードなどのカード類は、使用頻度を考えて、財布に入れておくものと、他の場所に保管しておくものを選別しましょう。パンパンに膨らんでいた財布が、すっきり、スマートな財布に変身することでしょう。
 

習慣化された消費パターンを振り返り、家計のゴミを掃除する

知らず知らずのうちにたまるホコリや汚れ。家計についても同じことが言えます。1年間の生活で無駄な支出が自然と増えているかもしれません。

1年間を振り返って、無駄な支出を探すのは大変なので、まずは、直近一週間の行動を振り返ってみましょう。日々の生活の中で、知らず知らずのうちに使っているお金は意外に多いです。例えば朝、駅の売店に立ち寄って、ペットボトルのお茶とタブレット菓子を購入。

出社前や昼休みになると会社の近くのカフェで、コーヒーをテイクアウト。帰りに本屋に立ち寄って(最近は、電子書籍をダウンロードという方も多いですが)、目についた雑誌や本を購入……なんて習慣はないでしょうか?
ラテ・マネーとは?

ラテ・マネーとは?

このように、毎日少しずつ消えてなくなってしまうお金をカフェ・ラテの泡にたとえて、「ラテ・マネー」といいます。「ラテ・マネー」は、大掃除に置き換えると、部屋の隅に溜まってしまったチリやゴミのようなものと言えます。普段の生活では気にならず、目を凝らして注意深くしないと気づかないものです。

「ラテ・マネー」の全てがムダな出費という訳ではありませんが、習慣化された消費パターンになってしまうと、なかなか元に戻すことができません。年末の家計の大掃除で、自分の消費パターンを振り返ってみることが大切なのです。
 

今年1年を振り返り、家計のゴミを掃除する

家計の支出を増やす要因として、今年(最近)新しく始めたことや、初めて買ったものに着目してみましょう。その時は、「いいなぁ……」と思って始めた習い事など、ありませんか? 英会話教室、スポーツクラブ、音楽、ダンス教室など、継続していますか? だんだん足が遠のいているのに、月謝だけ引き落としされているものはありませんか?

時間が経つにつれて、利用頻度が減っていないかチェックして、不要なものはキチンと退会の手続きをとるようにしましょう。家の大掃除に置き換えると、古くなった服や家電などの処分に似ているかもしれません。捨てるかどうか迷っても、もったいないと思わずに、「エイヤ」と処分です。
習慣化された消費パターンによるムダな支出は、普段見えないところにたまったゴミのようなもの

習慣化された消費パターンによるムダな支出は、普段見えないところにたまったゴミのようなもの

今年は、在宅勤務が増えたことで、お菓子を食べる機会が増えたという声も耳にします。また、スマホを新しく買い換えて、有料アプリを購入する頻度が増えたとか、タブレットで電子書籍を読むようになったとか、新しく購入したものによって、自然と支出が増えているなんてことも考えられます。

「キャッシュレス決済が増え、何にどれくらい使っているか意識しにくい」という方も、毎月の利用明細などを振り返って、今までよりも増えてしまった無駄な支出がないかチェックしてみましょう。

これを家の掃除に置き換えると、新しい物がどんどん増えて、部屋の中が散らかっている状態です。収納スペースに入るくらいの量(適正な家計の支出)に抑える必要があります。
 

家計も年末の大掃除よりも、普段の小まめな掃除から

今回は、お手軽に家計の大掃除をする方法を紹介しました。お手軽にとは言っても、いざ大掃除をする場合は、まとまった時間が必要で大変です。家の掃除はこまめにすると楽なのと同様に、家計の掃除も日々の生活の中で、ゴミがたまらないよう(無駄な出費が増えないよう)に意識することが大切ですね。
部屋も家計もスッキリしたね!

部屋も家計もスッキリしたね!

家計の大掃除もパートナーと協力して行えば、一人で行うよりはかどります。年末に、家計の大掃除をして気分もスッキリ、新年を迎えましょう!

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