住宅ローンの借入/住宅ローンの申し込みと審査

住宅ローン審査 その傾向と対策(3ページ目)

住宅ローンを借りる際には金融機関の審査が行われます。どんな場合だと審査が通らないのか、審査基準はご存知でしょうか?そこで、借入れを断られる場合が多いケースをご紹介。事前にできる対策はたくさんあるので、なるべく借りやすい状況を作っておきましょう。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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住宅ローン借入れ前に準備できること

審査に断られる原因はさまざまですが、よくある原因については事前に対策を講じておくことで借入れしやすくなります。せっかくお気に入りの物件が見つかったのに、審査に断られると言ういやな気分を味わわないためにも、以下のポイントに添って確認しておきましょう。

●購入する時の自己資金は諸費用分は最低限貯めておく!

最近では物件価格の100%を借入れできるローンがほとんどです。しかし、頭金が多いほど金融機関の心象はよくなります。住宅購入の際には、諸費用がかかりますが、これも借入れしようと思えばできるもの。

しかし、借入額が多くなるほど、さらに物件の価値を超える金額になれば、審査はより厳しくなります。頭金はできるだけ多めに、最低限、諸費用分は自己資金から出す準備をしておきましょう。

●転職するなら、その転職をチェック!

原則、勤続年数は3年以上という金融機関が多いのですが、最近は転職も珍しいことではなく、勤続年数が短いことが必ずしもマイナスになるとも限りません。以前と同じ業種で、レベルアップの転職であれば、あまり支障はありませんので、事情を金融機関に話しましょう。

●他の借入れがある場合には、なるべく返済しておく

消費者金融のローンのみではなく、全てのローン返済に対して過去に「延滞」がある場合は、住宅ローンの借り入れは大変厳しくなります。気軽な借入れが思わぬ落とし穴になることもあるので、借入れはなるべく避けましょう。

また、借入れがある場合には、残高ではなく年間の返済額が審査に響きます。貯蓄などで、借入れ金を全額返済できるようでしたら、住宅ローンの申し込みをする前に完済しておくとよいでしょう。

今は、住宅購入の予定がなくとも、きっかけがあると急に購入意欲が高まるということもよくあります。住宅ローンが借りやすい状況を数年前から作っておくことによって、手続きもスムーズに、そしてより有利な住宅ローンを借入れすることもできます。これらの準備は、家計の健全化にもつながるものですから、常に意識をしておきたいところです。

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