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スピリッツの味わいと歴史
スピリッツの味わい方や「ジン・栄光の歴史」をご紹介
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ジン・栄光の歴史10/ジン&イットとマティーニ
ガイド記事達磨 信マティーニのはじまりはジン&イットビーフィータージン&トニック19世紀を通じ、そしてアメリカ禁酒法(1920~1933)施行前まではオランダのジュネヴァの時代だった、と前回(歴史9『ジュネヴァからドライジンへ』)で述べた。これはイギリスの輸出ビジネスも大きく影響していた。18世紀まで、産業革命の資金...続きを読む
ジン・栄光の歴史9/ジュネヴァからドライジンへ
ガイド記事達磨 信19世紀、ジュネヴァのアメリカ輸出量はジンの5倍ビーフィータージン47度ジンの歴史の9回目。まずは19世紀のアメリカでのジン事情をお話したい。前回記事で1750年くらいから1800年くらいまで、オランダジン、つまりジュネヴァがアメリカに大量輸出されていたことを述べた。さて、19世紀になってからはどう...続きを読む
サントリージャパニーズジン翠(SUI)/味わい評価
ガイド記事達磨 信居酒屋メシに合う挑戦的ジャパニーズジンジャパニーズクラフトジン翠(SUI)酒類は世界的なクラフトブームがつづいている。ジンにおいては「シップスミス」(『シップスミスロンドンクラフトジン先駆者の思想』参照)のように古い文献資料をもとに原点回帰の王道を極めようとするつくりのものや、ジュニパーベリーを核と...続きを読む
ジン・栄光の歴史8/アメリカとオランダのジュネヴァ
ガイド記事達磨 信1640年にオランダ人がスタテン島で蒸溜開始ドライ・マティーニジンの歴史8回目からは、アメリカのスピリッツ蒸溜の歴史とジンについてお話したい。いまでこそイギリスがジンの国として語られているが、19世紀までの主役はオランダのジュネヴァであった(オランダとイギリスのジン興隆のはじまりや関係は『ジン・栄光...続きを読む
ジン・栄光の歴史7/コーディアルライムジュース
ガイド記事達磨 信長期保存のために生まれたライムジュースコーディアルライムを使ったギムレットここしばらく、昔のイギリス海軍とジンの関わりについて語ってきた。『ジン・栄光の歴史5』ではジン・ライムに触れ、長い航海によりビタミンC欠乏(壊血病対策)解消のためにレモンやオレンジなどの柑橘類の摂取をすすめ、とくにライムジュー...続きを読む
ジン・栄光の歴史6/ジン・ビターズは船酔い対策
ガイド記事達磨 信強壮剤ビターズが海軍に愛されるジン・ビターズ前回『ジン・栄光の歴史5』では、海軍の酒ジン、そしてカクテル「ジン・ライム」のはじまりについて語った。イギリス海軍が長い航海時のビタミンC不足、壊血病対策のために、ライムという果実を重要視したのである。ジンやラムとイギリス海軍のエピソードはとても興味深い。...続きを読む
ジン・栄光の歴史5/ジン・ライムを生んだ英国海軍
ガイド記事達磨 信ライムジューサーのいわれビーフィータージンジンの歴史シリーズ、5回目。前回の4『英国18世紀ジン・クレイズ時代』では、悪酒がはびこった暗部を切り取った。そのなかで富裕層やイギリス海軍、商船の乗組員たちが飲むジンの品質は高かったと述べた。今回からは、ジン暗黒時代から気分を一新して、ちょっと爽やかな風味...続きを読む
ジン・栄光の歴史4/英国18世紀ジン・クレイズ時代
ガイド記事達磨 信名誉革命とジンの規制緩和シップスミスロンドンドライジン現在、クラフトジンが世界的なブームとなっている。ロンドンでのマイクロディスティラリーが相次いで立ち上げられているが、その先駆けとなったのが「シップスミス」。18世紀後半のボタニカル・レシピを掘り起こし、ロンドンドライジンの王道ともいえる香味を生み...続きを読む
ジン・栄光の歴史3/マラリア対策とジントニック
ガイド記事達磨 信東インド会社にジンは不可欠だったビーフィーターベースのジントニックさて、今回はカクテルの定番、ジントニックの誕生について触れてみる。前回記事(ジン・栄光の歴史2)で、オランダからイギリスへ、ジュニパーベリーの香味を抱いた蒸溜酒が伝わった経緯を述べた。そしてオランダのライデン大学医学教授シルヴィウス博...続きを読む
ジン・栄光の歴史2/八十年戦争と名誉革命
ガイド記事達磨 信八十年戦争とオランダ独立ジュニパーベリー前回記事(ジン・栄光の歴史1)で、15世紀半ばから17世紀半ばくらいまでの大航海時代に、スピリッツ(蒸溜酒)にジュニパーベリーを加えた酒がたくさんつくられるようになったと述べた。15世紀のネーデルランド(現在のオランダ、ベルギー、ルクセンブルクのベネルクス3国...続きを読む