食と健康
伝統食・粗食・素食
日本の食の原点である伝統食、粗食、素食。飽食、崩食とも言われる、現代の贅沢で偏った食事を見直し、栄養バランスのとれたヘルシーな食生活づくりに役立ちます。基礎知識をわかりやすくまとめました。
記事一覧
見直したい乾物シリーズ メタボ対策にこうや豆腐
ガイド記事南 恵子近年、その機能性で注目されるこうや豆腐。「高野」なのか「凍り」なのか?近年大豆や大豆加工品に含まれる成分と、その作用についてよく取り上げられています。その中の一つでもあるこうや豆腐にも注目したい成分が含まれ、その作用に期待が寄せられています。こうや豆腐の由来にはエピソードが諸説ありますが、もともとは...続きを読む
最も健康な日本食は、1975年頃の食事!?
ガイド記事南 恵子日本人なら、日本食を食べている?一汁三菜の献立を目安にすると、幅広い食品をとりやすくなります。様々な健康食や健康情報には、「特定の栄養成分が○○によい」、あるいは「○○は避けた方がよい」というものもありますが、これらのお話は議論がつきないものばかりです。ガイドの食と健康における、これまでの学びや取材...続きを読む
懐石に学ぶ健康的な食べ方とは
ガイド記事南 恵子和食は健康的な食事といいますが、やはり贅を尽くせば健康的とはいえません。私は、茶道や懐石料理を学んでいます。まだまだその本質を語るにはほど遠い未熟な私ですが、そのすばらしさや美しさを、今回は「食と健康」の視点で、ご紹介したいと思います。懐石は、おもてなし料理の変革懐石は、茶事の中での食事。濃茶をおい...続きを読む
プロも注目! 手軽で健康的な昆布水の作り方・活用法
ガイド記事南 恵子手軽でおいしく、ヘルシーな「昆布水」に注目!日本のだしは低カロリー・低脂肪。でもちゃんと毎日だしをひいて料理を作っている人は、案外少ないかもしれません。無形文化遺産となった和食。その要となるのはだしです。和食のだしの素材である鰹や昆布は、海外でもその魅力について取り上げられていますが、和食の本家本元...続きを読む
和食派が増加! 一方でごはん消費量減少の不思議
ガイド記事南 恵子10年前より増加している和食派健康を意識して和食派が増えています。2013年11月リリースのレポート『日清オイリオ生活科学情報ショートレポートNo.2』(日清オイリオグループ株式会社「生活科学研究室」)では、20~60代の女性を対象にした調査で、家庭における夕食メニューについて、現在と10年前からの...続きを読む
小正月に無病息災を願う小豆粥…効果と簡単レシピ
ガイド記事南 恵子小正月の風習、小豆粥で無病息災を願うのはなぜ?小正月には、無病息災を願い、あずき粥をいただく風習があります。1月15日は小正月(15日を中心とする正月行事の一つ)で、無病息災を願って小豆粥を食べる風習があるのをご存知ですか?なぜ、無病息災に小豆粥なのでしょう?古くから赤い色は太陽を表し、邪気を祓う力...続きを読む
お米で和食の価値観を変える!京都「八代目儀兵衛」
ガイド記事南 恵子和食の献立に欠かせないごはんの存在和食には必要不可欠なごはん。ごはんを主食に、一汁三菜で、栄養のバランスがとりやすくなります。(画像提供/八代目儀兵衛)和食の献立は、一汁三菜を基本とし、ごはんを主食に、汁一品と菜三品を取り合わせます。油脂の多さやボリューム感で満足感を得る洋食と比べて、だしの旨味を効...続きを読む
伝統食・粗食・素食のメリットと注意
ガイド記事南 恵子飽食・崩食と言われて久しい現代日本の食卓。贅沢なまでに食べ物は溢れて、健康ブームは長年続いているにもかかわらず、糖尿病患者やその予備軍は増加するなど生活習慣病や医療の問題は深刻です。食生活を見直し、お手本にしようと注目されているのが、「伝統食」や「粗食・素食」です。そのよさや注意すべき点をまとめまし...続きを読む
高血圧でも大丈夫? 味噌汁と血圧の相関関係
ガイド記事南 恵子味噌汁摂取頻度と血圧には関連性なし味噌汁は、塩分が高いからとさけていませんか?第36回日本高血圧学会総会(平成25年10月26日発表)において、共立女子大学の研究で、味噌汁の摂取頻度と血圧の間に関係性は認められないこと、また1日1杯程度の味噌汁のある食生活が血管年齢を10歳程度改善する傾向があること...続きを読む
古くて新しい栄養食品 雑穀
ガイド記事南 恵子雑穀は主食のルーツ雑穀とは、アワ、キビ、ヒエなどのイネ科の穀物の総称(豆類を含む場合もある)。英語では、ミレット(millet)と呼ばれています。「五穀豊穣」という言葉があるように、日本人の先祖は米以外にも多くの雑穀を食べていました。縄文時代前期(今から約5千年前)には、日本でもアワ、キビ、ヒエ、ハ...続きを読む