ウイスキー&バー
この店の、この一杯(2ページ目)
名バーテンダーのサービスする酒は格別だ。至福の時間を過ごしたい人におすすめしたいバーを紹介。
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大阪・京橋バー「ザ・モナーク」釜井拡氏
ガイド記事達磨 信王者を想うボトルザ・モナークのボトル大阪は京橋の「BARTHEMONARCH」へ行くと、店と同じ名のブレンデッドスコッチTheMonarchのボトルを見せてもらう。モナークとは君主だが、そのラベルには王冠のように見事な角(つの)を誇る赤鹿が描かれている。眺めていると、ヘレン・ミレンがエリザベスII世...続きを読む
大阪曾根崎『バー・ブロッサム』小西広高氏
ガイド記事達磨 信爽やかな印象のバーテンダー小西広高氏大阪バーテンダー界のトム・クルーズ、小西広高氏を紹介しよう。店名は『BARBLOSSOM』。店の住所は曾根崎2丁目、お初天神の正門通りにある。トム・クルーズは酔ったわたしの戯れ言と捉えていただければよいのだが、似ているかどうかではなくて、彼は爽やかで気持ちのよい男...続きを読む
6回銀座『絵里香』中村健二のジャパニーズ
ガイド記事達磨 信中村語録を教えよう中村健二氏のバーテンダー歴は半世紀にもおよぶ。銀座の名バーとして知られる中村氏の店『絵里香』は39年目を迎える。日本バーテンダー界の重鎮であるが、現在、1925年(大正14)からつづく銀座社交業組合の理事長も務めている。よく通る声でテンポよく話す中村氏の話に、つい引き込まれて時間を...続きを読む
55回銀座『ゼニス』須田善一のマンハッタン
ガイド記事達磨 信まずはマンハッタンを飲め須田善一氏とは10年以上の付き合いとなる。若く、初々しさのある頃から知っている。3月に紹介した中村健二氏の銀座『絵里香』に長年務め、この4月に独立。銀座8丁目に『GinzaZenith』(ゼニス)を開いた。上/響30年のボトルを加工したミキシンググラスでステア。下/カナディア...続きを読む
この店の、この一杯 第32回 硬質な空間で飲む円熟ウイスキー
ガイド記事達磨 信硬質さで封じ込めたような空間だ。カウンターは欅だが、その他は黒とグレーの金属的なモノトーン。異彩を放つのが照明で、カウンターのラインに添うように頭上には円筒の管が照明として発光している。筒は哺乳瓶に使用されるポリカボネイト。壁両端に埋め込まれたハロゲンランプが光源で、筒の内側に貼ってある光伝送シート...続きを読む
この店のこの一杯 第33回 背伸びして知る、バー本来の姿。
ガイド記事達磨 信『スランジーバ』は銀座並木通りの南、新橋に近い8丁目にある。20代、30代の飲み手は、ちょっと腰が引けるかもしれないバーだ。何を根拠に年齢で語るのかと問われると困るのだが、店内に流れる空気感というしかない。若い人は横に年配者が座ってくれていないと落ち着かないはずだ。40代から上の人が似合う店で、若い...続きを読む
この店のこの一杯 第34回 銀座『スペリオ』の酔い心地
ガイド記事達磨 信自戒の念を込めて。いまはどうも酒を飲みながら、酒を語り過ぎていけない。歴史的にはじめてシングルモルト・ブームを迎えたせいもある。バーではシングルモルト、テイスティンググラスの図式が当たり前となり、それをゆったりと愉しむというより、なんだか「ウイスキー勉強中」といった構えた飲み方に見えてしまう客が多い...続きを読む
第35回 梅田『オーガスタ』で夜に溶ける
ガイド記事達磨 信品野清光氏は大阪・梅田に2軒のバーを持つ。とはいっても2店舗が隣接していて、それぞれが異質の空間だ。右の扉を開くと本店の『オーガスタ』。左の扉を開くと2000年夏に開店した『オーガスタ・ターロギー』。本店はすでに15年以上もの時を刻んでおり、風格が漂いはじめ、開業時からの常連客のくつろぎの場となって...続きを読む
第36回 渋谷『バー石の華』。名店の予感
ガイド記事達磨 信バーで知る時の積み重ね。15年の付き合いになるバーテンダーがいる。はじめて彼の立つカウンターの席に座った時、私は幼稚な酒飲みの30歳だった。彼はまだ24歳の駆け出しの若者、というより何も知らない未熟者であったような気がする。15年間、私は彼の酒を飲みつづけてきた。その間彼は出世して店のチーフとなり、...続きを読む
この店の、この一杯 第37回 新宿『ル・パラン』の芳しい色香
ガイド記事達磨 信かつて“あまり紹介したくない”と書いた新宿のバー『ル・パラン』を再度取り上げる。実はこの2月に移転したためで、早く皆さんに知らせなければ、と思いつつも、やはり“あまり紹介したくない”気持ちが強くて筆を取ることができなかったのだ。場所は以前とそう遠く離れてはいない。新宿三丁目、寄席の末広亭を目印に2、...続きを読む