1)共稼ぎなら、合計の所得が増える!
共稼ぎの効果として大きいのはやはり、「所得が2人分になる」ということです。私は男性だけの所得だけでなく「世帯の合計所得」でライフプランを考えることが重要だと何回か書いてきました。具体的には合計600万円の確保を最低目標にしないと子育てや住宅返済は厳しいと考えています。(参考 →「年収600万ないと人生は大変だ!!」)とはいえ、なかなか賃金が上がらない時代に、一人の稼ぎだけで合計600万円を稼ぐのは大変です。総務省家計調査(平成18年)では、世帯主である勤労者の平均給与が518万円程度なっており、30代から一人でこれをクリアするのは簡単ではありません。無理矢理残業を増やすなどして年収を増やすのも健康の面でもあまりいい判断とはいえません。
しかし視点を変えてみると600万円のクリアはそう難しい話ではありません。単純に2人で稼ぐのなら一人300万円でいいからです。あるいは100万円+500万円、250万円+350万円、などと組み合わせもいろいろ考えられます。むしろ女性も正社員で働いているのであれば、400×2人=800万円などというように、軽々と600万円を超えることもできます。子育ても住宅購入も、それぞれの趣味に費やすお金も負担できるチャンスがぐぐんと広がってきます。
単純に世帯の収入を増やせば、人生の選択肢はいろいろ広がります。一度じっくり考えてみてはどうでしょうか。
なお、もちろんお互い仕事に費やす時間は増えるでしょうから、家事を上手に分担することも大切です(年収の比率と関係なく、できるだけ半々で分け合うことが大切です)。
ちなみに、世帯の所得が1000万円を超えるとかなり人生は余裕が出てきます。しかし、30代の家庭で一人稼ぎで世帯所得1000万円を実現するのはかなりしんどいはず。おそらく共稼ぎが現実的な実現方法です。
→共稼ぎで「自分のお金」を手に入れよう!
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