ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

結婚しても共働きを当たり前にしよう!(2ページ目)

共働きを当たり前にすることは、国の政策かつ会社の方向です。でも、共働きを当たり前にして活用するのは私たち自身。共働きのメリットを知ろう!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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5)共稼ぎなら、老後の年金も増える!

共稼ぎ、特に正社員同士の共働きの場合、老後の年金が増えるチャンスが高まります。これも見逃せないところです。

専業主婦である女性は保険料を納めなくても国民年金に加入していたことになり、老後は基礎年金(国民年金)をもらえますので、一見すると有利に思えます。働く場合もパートやアルバイト程度にして、年間103万円以下に抑えておいたほうがいいというアドバイスも見かけます。

しかし、最終的には共稼ぎでしっかり稼いでしっかり保険料を納めたほうが多くの年金をもらえることは間違いありません。国のモデルでいえば、「夫:正社員、妻:専業主婦」世帯の年金額は月額19.7万円程度ですが、「夫婦ともに正社員共働き(妻は子育て期間は休職)」世帯の年金額は月額27.7万円程度になるのです。比率でいえば、なんと41%も増える計算です。

平均余命を考えると、少なくとも20年以上は年金生活を送ることになります。「夫:正社員、妻:専業主婦」世帯の年金総受取額は4728万円になります。一方、「夫婦ともに正社員共働き(妻は子育て期間は休職)」世帯は6648万円にもなる計算です。この1800万円も多くもらえる年金は、老後に働いていなくても受けられる収入なのです。
目の前の税金のことを考えるあまり毎月20万円の老後を選ぶより、たくさん働きたくさん稼ぎ、たくさん保険料も納めたうえで、たくさん年金をもらうほうがいいと思いませんか?

もちろん、共稼ぎであれば「自分年金」をコツコツ貯めて作ることもできるでしょう。国の年金に加えて3000万円を確保できればかなり老後は安心です。もっと貯められれば、もっとゆとりある老後が実現できることでしょう。ぜひがんばってみてください。

→まとめ、これからの時代は共働きが前提!

はじめに合計の所得アップ!自分のお金をゲット!子育ても有利!住宅ローンも有利だ!老後の年金もアップ!まとめ
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