2人のケンカ
「アナタも家事を手伝ってよ!」「ボクだって、いろいろ忙しんだ」
共働き夫婦でケンカの火種になりやすのは、家事の協力についてではないでしょうか? 「私も働いているのに、家事はなんで私だけ……」。「残業が多いから、時間が取れないんだよ」。「あらアナタ、家では随分のんびりとしているわね」。「僕の方が、稼ぎは多いだろ!」 こんな感じで、ケンカが始まってしまうのではないでしょうか? 今回は、夫婦ケンカが起きないために、家事の時間を上手に減らし、自由な時間をつくる方法を考えてみましょう。

【記事のインデックス】
共働き妻と夫、自由な時間は週11時間の差……1P目
家事の省力化で、自由に使える時間を創出……2P目
「時間買い」で人生に投資を!……3P目

共働き妻の自由な時間は、夫より週11時間少ない

■平日の自由な時間は、1時間の差
共働きの夫と妻で、一週間で自由に使える時間は、どの位の差があるのでしょうか?「2005年国民生活時間調査」(NHK放送文化研究所)を参考にし、男女別有職者の平日1日の時間の使い方を比較してみました。

一日を大きく3つに分けると、睡眠や食事、身の回りのことなど生活に必要な「基本生活時間」、仕事や通勤、家事などの「拘束される時間」、そして「自由に使える時間(可処分時間)」になります。

男性と女性を比較すると、「身の回りのこと」で女性は男性より25分多く費やします。これは、お化粧や洋服選びなどの身支度に多く時間がかかるためでしょう。仕事の拘束時間は女性6時間25分に対し男性8時間30分となっており、これは男性の方が残業を多くしているためでしょう。そして、注目すべきは家事の時間です。女性3時間18分に対し、男性はわずか46分です。

この結果、自由に使える可処分時間は、女性2時間53分に対し、男性3時間59分で、1時間以上の差があります。これだと、共働き妻が忙しく家事をしていて、夫がのんびり家で過ごしているという姿が目に浮かびます。最近は、女性も男性と同じように残業するようになり、仕事にかかる時間差がなくなってきました。そう考えると、女性の平日の可処分時間はますます少なくなっていると言えるでしょう。

<男女別有職者の自由に使える時間・平日>
男女別有職者の自由に使える時間・平日
※「2005年国民生活時間調査」(NHK放送文化研究所を参考にガイド平野が作成
※通勤時間は男女共に1:30と仮定し、概算比較した

■土日の家事も夫と妻で約6時間の差
次に男性と女性の土日の家事の時間を比較してみましょう。有業男性という分類がないので、成人男性が全て働いている人と仮定し、働く男性と女性の土日の家事にかかる時間を比較してみましょう。

有業女性の家事にかかる時間は、土曜日3時間52分、日曜日4時間46分となっています。これに対し成人男性は、土曜日1時間12分、日曜日1時間35分となっています。土日合計で成人男性と有業女性の差は、5時間51分になります。

<家事の行為者率と時間量>
家事の行為者率と時間量
※「2005年国民生活時間調査」(NHK放送文化研究所を参考にガイド平野が作成

■共働き夫と妻、自由な時間は週11時間の差!
平日の自由に使える時間は、妻と夫で1時間の差でした。週(=5日)に換算すると5時間です。そして、土日の家事の時間の差6時間を加えると、共働きの夫と妻の自由に使える時間の差は約11時間と推定されます。そして、さらに1年に換算すると約600時間となります。男性の立場から見ても、「これは、酷いな……」と感じます。

もちろん共働きカップルの中には、家事を平等に実践されている方もいらっしゃいます。けれども多く場合は、家事は妻がほとんどやっているというのが現実のようです。

共働き妻が自由な時間を手に入れるためには、家事にかかる時間をどうにかしないといけないということになります。

自由に使える時間の創出法、共働き妻の強い味方は?