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共働き夫と妻、自由な時間は週11時間の差!(2ページ目)

共働き夫と妻で自由に使える時間は、週11時間の差があります! その差の原因は、家事時間にあります。家事を省力化して、自由な時間を手に入れる方法について考えます。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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家事の省力化で、自由に使える時間を創出

夫の協力
最近は、家事に協力的な夫も増えているといいますが……
■自由に使える時間創出に最も効果的なのは「夫の協力」
家事にかかる時間を減らし、自由な時間をつくる方法はいろいろありますが、最も効果的なのは「夫の協力」です。もっとも、家事は本来、協力すべきものではありますが……。感情的に話をすると、男性は自尊心を傷つけられて反発し、お互いに衝突してしまいます。簡単なことから頼んで、「ありがとう」と感謝の意を伝える……。感謝されると、やはり男性はうれしいものです。いつの間にか家事に協力的な男性に変身している、というのが効果的ではないでしょうか?(男性の私が書くのも変ですが……)

■夫必見! 妻に感謝させる家事
余談ですが、この記事を読まれている男性の方向けにおススメの家事があります。それは、朝食の用意や後片付けです。朝の時間は男性も女性も準備で忙しいですが、女性の方が男性よりも身支度の時間が余計にかかります。また、朝食を食べるのにかかる時間も女性の方が長いのが通常でしょう。そこで、朝食の準備と片付けを協力すると、妻に大変喜ばれます。朝食の準備や後片付けは、夕食に比べれば随分楽なはずです。

■やらなければいけないと思っていることを止める、回数を減らす
普段の家事の中で、いつも習慣的に行っているものがいくつかあると思います。その中には、本当はやらなくて良いもの、あるいは、回数を減らして良いものなどがあるはずです。一週間を通して行っている家事を整理してみて、必要のあるもの、ないもの、回数を減らせるものと分類してみると良いでしょう。例えば、掃除や洗濯の回数などです。もちろん衛生面や本人の性分というものもあると思いますので、どの程度まで回数を減らすかはご家庭によって異なります。

家事の種類・回数が整理できたついでに、夫と妻で役割分担ができれば一石二鳥ですね。どれだけの家事を行っているかを紙に書いて「見える」ようにしてみれば、夫も協力的になるかもしれません。

■便利な電化製品で時間短縮
家事の時間を短縮するために、家電を活用する方法があります。最近は、便利な家電がたくさん発売させています。ここでは、家事の省力化に役立つ家電をいくつか紹介します。
・食器洗い機(据置タイプ4万円前後~)
食器を軽く水で流して、後はスイッチを入れるだけなので、食事の後片付けの手間が省けます。特に、朝食の後片付けには重宝します。平成16年度全国消費実態調査によると、世帯普及率は19.1%です。これから住宅を購入される方は、システムキッチンのオプションでぜひ選択したものです。
・真空保温調理器(1万円前後~)
鍋料理の具材を内鍋に入れ、一度沸とうさせて保温容器に入れるだけ。じっくり煮込んでくれる「魔法びんのお鍋」です。鍋の見張りいらずで、しかも経済的という一石二鳥です。ガイド平野の家でも、シチューやカレーを作るのに重宝しています。厳密に言えば、電気を使わないので家電ではありません。
・フードプロセッサー(1万円前後~)
料理を作るとき、切ったり、刻んだりするのは大変ですよね。最近では、基本機能として、刻む、スライス・千切り、すりおろし、ジューサーの他、パン生地練り機能がついているものもあります。まとめ買いをして、下ごしらえをしてから冷凍保存するのに重宝します。
・ドラム式洗濯乾燥機(15万円前後~)
洗濯機を回してから干す作業はとても大変です。ドラム式乾燥機であれば、洗濯物を入れて、ボタン一つで乾燥まで。朝出かける前にスイッチを入れておけば、帰ってきたら出来上がっています。共働き夫婦の必需品です。
※「ダンナに衣類乾燥機を買ってもらう交渉術!!
・掃除ロボット(3万円前後~)
一昔前のSF小説に、掃除をしてくれるロボットが出てきましたが、技術の進歩はめざましく、夢が現実になった気がします。床を自動的に移動しながら掃除をしてくれる掃除機です。ガイド平野の家にはまだ導入していませんが、最近、私のパートナー(妻)もチェックしているようです。

■外注(アウトソーシング)の利用で時間を確保
家事の時間を短縮する方法として、家事支援サービスを利用するという方法もあります。お金を払って他人に家事をしてもらうことによって自分の自由な時間を手に入れることができます。最近では、家事代行サービスも多種多様になり、また料金的にもリーズナブルなものが増えてきました。ここでは、利用しやすい家事支援サービスをいくつか紹介します。
・家事代行(1時間3,000円前後~)
掃除、炊事、洗濯など家事全般を請負うサービスです。家事の種類ごとに料金が決まっている業者や、時間単位で料金が決まっている業者など、サービス内容や料金体系はさまざまです。また、定期的に利用したり、スポットで頼むこともできます。
※「家事代行サービスの種類
・ネットスーパー(1回315円~)
あらかじめ会員登録(会費無料)をして、インターネットで商品を注文すると、そのお店の担当者が代わりに商品を選んで、自宅まで届けてくれるサービスです。手数料は、1回315円前後。一定の金額以上の注文をすれば、手数料が無料になるスーパーもあります。仕事で疲れた帰宅途中に買い物をするというのは、気分的にも負担が大きいです。ガイド平野家でも、よく利用しています。
※「共働きライフを支える、新買い物術!
・洗濯代行(1回3,000円前後~)
最近、気になっているサービスが、洗濯代行です。大きなランドリー袋に洗濯物を入れて、玄関に置いておくと、業者が回収し、洗濯・乾燥・手たたみを行い、再びランドリー袋に入れて宅配するというサービスです。乾燥機付き洗濯機を使った場合でも、洗濯物をたたむという作業は結構時間がかかるものです。ランドリー袋には、1~2人の約1週間分の洗濯物が入ります。

ここで取り上げた家事支援サービスは、ほんの一例です。インターネットで「○○支援」「○○代行」(○○の中に「洗濯」「料理」「掃除」のように家事の名称を入力)を検索すると、かなり多くの業者があります。自分たちに合ったサービスを見つけ、効果的に利用してみてはいかがでしょうか?

家電購入も外注も家計に負担増! どう考える?

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