世界の極上グルメを満喫、ドバイ(アラブ首長国連邦)料理
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砂漠リゾート、ドバイではラクダの置物はお土産の定番 |
7つ星ホテルといわれる「バージュアルアラブ」を筆頭に、超高級ホテルがズラリと軒を連ねる高級リゾート、ドバイ。当然レストランのジャンルも多岐にわたり、文字通り世界中のグルメを楽しむことができますが、本場の味というと、やはりアラブ料理。肉やタマネギの入った炊き込みご飯「マクブース」、ナッツで炊いたご飯にローストしたラム肉を載せた「ウージ」などご飯とセットになった料理も多くあります。また、アラビア湾で獲れる新鮮な魚介類も一度は試してみる価値あり。もちろん高級グルメだけでなく、ファーストフードも各種そろっています。ご当地B級グルメなら、塊でグリルした肉を切ってパンに挟んで食べる「シャワルマ」。これはトルコでいうところのドネルケバブです。
アツアツ石鍋料理が名物、イエメン料理
地方によって違いはありますが、全体的にスパイスでしっかり味が付いているイエメン料理。肉はチキンやマトンが使われ、主食は米やパン、沿岸部ではシーフードも好まれています。イエメン名物「サルタ」は米、肉、野菜のトマト煮をアツアツの石鍋に入れ、フェヌグリークをトロトロになるまで攪拌した「ヘルバ」をのせたもの。一緒に供される「マラク」という肉汁はそのまま飲んでもいいし、サルタにかけてもOK。スパイシーなトマトソース「サハーウィク」も付いてきます。このほか、パイのはちみつがけ「ビントッスフン」は、レストランではデザートとして供されることが多いのですが、家庭では食事の途中で食べることも多いメニュー。また、イエメンではコーヒーよりも紅茶(シャーヒー)の方が好んで飲まれます。
インドとアフリカのテイストも融合、オマーン料理
インド洋に面したオマーン。古くからインド洋交易の拠点として繁栄してきたため、アラブ料理に加えてインド料理やパキスタン料理が広く浸透しています。国内で米を作っていないにもかかわらず、インドやパキスタンから米を輸入して食べているのもそのため。東アフリカとの関わりも深く、プランテーン(食用バナナ)やココナッツミルクを使ったスワヒリ料理を出す店も首都マスカットには何軒かあります。