ベストシーズンに本場で食べたい旬のグルメ
その時期にしか味わえない旬の味覚を海外で楽しむのはなんとも贅沢なもの。ここではぜひ現地で食べたい季節の食材情報をまとめました。ぜひ旅の計画の参考にしてみてください!
春の味覚1 ホワイトアスパラガス(ドイツ、オランダ他)
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ホワイトアスパラガス。フランス語ではAsperges(アスペルジュ) 、ドイツ語ではSpargel(シュパーゲル)、イタリア語ではAsparago(アスパーラゴ) |
ヨーロッパの春の訪れを告げるホワイトアスパラガスは軟らかく繊細な歯ざわりが特徴。ドイツやオランダをはじめ、ヨーロッパの広い地域で食べられており、旬は4月下旬~6月ごろまで。フランスやドイツではビネグレットソース(フレンチドレッシング)やオランデーズソース(卵黄と溶かしパターの温かいソース)、ベルギーならフランドル風という固ゆで卵と溶かしバターのソースで食べるのが人気。またレストランではサラダやスープ、グラタンなど少し凝ったメニューも並びます。
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旬到来!春のヨーロッパ、絶品グルメとは?
春の味覚2 カンジャンケジャン(韓国)
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カンジャンケジャン。値段は時価。韓国料理のなかでは高級な部類に入る |
韓国を代表するカニ料理といえば、「カンジャンケジャン」(渡り蟹の醤油漬け)。専門店では一年中味わえますが、旬は産卵シーズン直前で雌が卵をたっぷり持っている5~6月。身を食べた後、空になった甲羅のなかに詰めて食べるご飯も絶品。何杯でも食べられることから、「ご飯泥棒」とも呼ばれるほどです。
夏の味覚1 ザリガニ(フィンランド、スウェーデン)
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現地の人々は山盛りのザリガニを囲んでザリガニパーティを楽しむ。ただしザリガニは結構高級品 |
森と湖の国として知られる北欧のスウェーデンとフィンランド。フィンランドでは7/21、スウェーデンでも8月にはザリガニ漁が解禁になり、市場でも真っ赤に茹であがったザリガニの姿を目にするようになります。旬は8月で、9月ごろまではレストランにも期間限定のザリガニ料理が登場。塩とディルと呼ばれるハーブで茹でるシンプルなレシピでいただくのが定番です。カニに似た風味でクセはまったくありません。
夏の味覚2 ロブスター(アメリカ、カナダ)
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特大のロブスターは海外ならではの夏の味覚 |
アメリカやカナダでは一年を通して食べられるロブスターですが、とくに初夏から8月にかけて旬を迎えます。アメリカでロブスターといえば、メイン州のものが有名。現地には新鮮なロブスターをウリにする店がたくさんあります。カナダで獲れるのは東海岸のニューブランズウィック州やプリンスエドワード島など。ちなみに南半球のオーストラリアも西オーストラリア産のロブスターが有名ですが、こちらの旬は11月下旬~4月ごろ。季節が逆なのでやはり夏の味覚です。