ストロベリーポットの使い方とは
ストロベリーポットの使い方!イチゴだけじゃ、もったいない!
ストロベリーポット |
その独特のフォルムは、ランナーで殖えるイチゴの性質を活かすために考えられたものだったんですね。でも、この可愛らしい鉢は、イチゴ専用ではもったいない気もしますよね。もっといろいろな植物を植えて、楽しんでみましょう。
長所を短所にしないために
ポケットの植物だけが枯れる?! |
ストロベリーポットの最大の特徴であり長所は、そのポケットにあります。子苗を育てるために設けられたこのポケットが、他の鉢では出せない魅力をもたらすのです。でも前述のように、ポケットから土が流れ出し、あげくに植物が枯れてしまったのでは、長所を活かせないどころかポケットが短所になってしまいます。
そうならないためにはズバリ、「ポケットからの土の流出をストップさせること」、これに尽きます。
鉢底網をポケットの土留めに (画像クリックで拡大) |
やり方は簡単です。事前に市販の鉢底ネットを準備し、ポットの水抜き穴用とポケット部用とに切り分けておきます。ポケット部はネットで全て塞ぐのではなく、上半分くらいを覆う程度の大きさに切ります。
外側から見ると、こんな感じ…… (画像クリックで拡大) |
たったこれだけですが、土の流出は見事にストップします。これでポケット部の植物だけが枯れてしまうということもなくなるでしょう。
ストロベリーポットのフォルムを活かす植物選び
ストロベリーポットの植え込み例 |
画像の作品例では、ポケット部にはアイビー×2とツルマサキ×1を、上の大きな植え穴にはナスタチュームを植えてみました。ナスタチュームは植えたばかりの姿は立ち上がっていますが、茂るにつれてポットの縁に掛かるように垂れてきます。アイビーは品種の違うタイプを2種植えて、葉の形や色の微妙な違いで変化を楽しみます。そしてもう一つのポケットですが、正面から見るとどうしても影に隠れてしまう位置になります。そこで、少し立ち上がってから枝垂れるツルマサキを植えてみました。色もアイビーとは違う緑を楽しめる、黄金葉です。
上の写真から二週間後。ナスタチウムは、もう少し草丈が伸びると垂れてくる。 (画像クリックで拡大) |
毎年楽しめるコロセウムアイビーやグレコマ、ディコンドラにリシマキアといった垂れ下がる植物をあわせても良いでしょう。またローズマリーやタイムなどのハーブや、クランベリーといった実がなる植物も楽しいですよ。
この他にもいろいろな植物を植えて、ストロベリーポットを使い倒しちゃいましょう!