ガーデニング・園芸/植物の種類と育て方

クリスマスローズを楽しむ(2ページ目)

豊富な花色やうつむき加減に咲く可憐な姿、そして花の少ない時期に咲くことから人気を集めているクリスマスローズ。今回は、クリスマスローズの楽しみ方をご紹介します!

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

クリスマスローズの管理方法

クリスマスローズとして店頭に並んでいるものの多くは、オリエンタリス種を中心に交配・改良されたいわゆる「オリエンタリス・ハイブリッド」ですが、ヘレボルス・ニゲルと管理方法は同じです。

オリエンタリス・ハイブリッド
様々な花色、八重咲き、アネモネ咲きなど、多彩な花姿を楽しめる「オリエンタリス・ハイブリッド」

苗・開花株からの管理

【株の選び方】
  • 株元がしっかりしているもの
  • 花蕾がたくさんついているもの
  • 黒い斑点など、病害虫がついていないもの
以上をポイントに選びましょう。

なお、2~3号のポリポットで売られている幼苗は、開花まで数年かかります。「開花見込み株」として写真ラベルつきのものも売られていますが、信用のおけるナーセリーでないと、『咲いた花が写真と違う』ということもあります。花姿で選びたい場合は、開花した状態で買うのが確実です。

【置き場所】
観賞期は日当たりの良い戸外、もしくは屋内の涼しい場所に置きます。(但し、直射日光の当たらない場所)

夏は、半日陰の風通しの良い場所に置きます。耐寒性があるので、地植えにすることもできます。その場合は、夏は半日陰になり冬は日照を保てる落葉樹の下に植えると良いでしょう。

厳寒地では、株元をマルチングしてあげましょう。植付けの適期は秋です。

【水やり】
鉢植えの場合は、鉢土が乾いたらたっぷりと与えます。ただし高温多湿に弱いので、夏の間は控えめにして管理します。地植えの場合は、ほとんど必要ありません。

【肥料】
秋に緩効性肥料を施し、開花したら追肥として1000倍に薄めた液肥を月1~2回程度与えます。夏の間(6~8月)は、肥料は与えません。

【開花後の管理】
種を採る目的がある以外は、花がらは早めに摘み取ります。また、枯れた葉なども取り除いておきます。

鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐためにも数年に一度は鉢増しをしましょう。適期は9月下旬から10月頃で、元の鉢より一回り大きな鉢に植え替えます。

【殖やし方】
繁殖は株分けか、種まきです。3~4年経った株は、株分けができます。適期は9月~2月上旬で、株を傷めないようにゆっくり根をほぐし、分岐点を探して分割します。

次ページでは、クリスマスローズを種から育てる方法についてお話します>>次ページへ
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