種から育てる

花が終わったクリスマスローズ
花が終わっても、花弁のように広がった萼のお陰でしばらく楽しめる
【種の収穫と保存】
花が咲き終わり子房の部分が膨らみ始めたら、種がこぼれ落ちないようにだしパックなどの袋を被せておきます。(採取は6月頃になります)採れた種は水に一晩浸した後ペンレートなどの殺菌剤に浸し、だしパックやネットに入れます。

これをタッパーなどの容器にパーライトを敷き詰めた中に埋めて、湿気を保ったまま保存します。乾かしてしまうと発芽しなくなるので、ときどき確認して水分を与える必要があります。

保存場所に困る場合は、だしパックやネットに入れた種を、水はけの良い日陰に深さ30センチほどの穴を掘って土中保存します。保存場所を忘れないよう、必ず目印をつけておきましょう。

保存管理が難しい場合は、「とり蒔き」にしましょう。その場合は、親株の根元にばらまきしておきます。※とり蒔きとは、種が取れたらすぐに蒔くこと

保存しておいた種の蒔き時は、9月下旬~10月です。クリスマスローズの発芽は12~2月、つまり保存した種を蒔いてから発芽まで約3ヶ月、とりまきの場合で約半年かかります。本葉が出るまで更に約2ヶ月、開花までには約2年かかる代物です。気長に行きましょう。

種は赤玉小粒にばらまきし、種と同じくらいの厚さに覆土します。本葉が出たらポリポットに移植し、秋に一回り大きい鉢に植え替えます。

このように種からの栽培は時間が掛かりますが、クリスマスローズは交雑しやすいので、自分で交配して新しい品種を作り出すことができるかもしれませんね。

クリスマスローズは、落葉樹の下にひっそりと咲く姿も、コンテナにダイナミックに寄せ植えされた姿も、それぞれに趣があって楽しめます。あなたのお庭でも、ぜひクリスマスローズを育ててみてください。

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