ヨロイトカゲの基本情報や飼育方法を紹介!
ヨロイトカゲの基本情報や飼育方法
<目次>
なぜヨロイトカゲ?
さて、まずはどうして、お蔵入りしていたこの記事が、陽の目を浴びるようにしようと思ったのか?もともとヨロイトカゲの仲間というのは、アフリカの東南部地域から、特に秋から春にかけてボチボチと輸入されていたんですが、これまではその多くがもっともポピュラーなヒナタヨロイトカゲでありました。
オオヨロイトカゲ 画像:aLive |
また、保護対象であり人気も高いアルマジロトカゲやオオヨロイトカゲも少数かつ非常に高価なヨロイトカゲとして流通があったわけです。
ということは、ヨロイトカゲを飼い(買い)たいと思ったら、この2つの選択肢しかなかったわけです。
ところが、この選択肢というのが、ものすごい両極端なわけです。というのも一方のヒナタは高くても1万円、一方のアルマジロやオオヨロイになると20-70万くらいまではするわけで、結局金がない人間はヒナタ、お金持ちはアルマジロやオオヨロイって選択をするしかなかったのです。
しかし、ここ数年は、少しずつではありますが、他種のヨロイトカゲが混じってくるようになったのです。
例えば、昔からヒナタと並んでよく見かけたジョーンズとかジンバブエ。あるいはちょっと雰囲気が異なるワーレンなどもそうなんですが、最近ではすっかりお馴染みになったモトイ、マサイ。そして、つい最近ではワーレンの別亜種やヨロイトカゲ属とは別属のニセヨロイトカゲの仲間など...もちろん、少数ではありますが、確実に私たちヨロイトカゲファンの選択肢が増えてきていることだけは確かなような気がするわけです。
ジョーンズヨロイトカゲ 画像:ウォータさん |
また、流通が多くなると、ファンの熱も活性化するようで、身近にヨロイトカゲを飼育しはじめた人などが多くなってきているような気もしますし。
そんなことで、やはりこの辺でヨロイトカゲに関して、改めてその魅力をおさらいしようと考えたわけです。
てか、単純に好き
というようなのは単なるきっかけであって、単純に私が好きな生き物だから、というのが本音です。たぶん私みたいに、外国の両爬に興味を持ち始めて時間が浅いという方は、ヨロイトカゲって一度は気になるグループなんじゃないかなと思っています。
だって、そうでしょ?
ヒナタヨロイトカゲ |
まず名前がカッコイイ。仮面ライダーとかの特撮モノに、そのまま敵のキャラクターの名前として使えそうじゃないですか。「鎧」と「トカゲ」が合体しているんですから。ムチャクチャ強そうです。
で、しかもルックスがまったく名前に負けていない。憧れのオオヨロイトカゲとかアルマジロトカゲはもちろん、多くの種類は名前の通り全身が硬いウロコに覆われていて、しかもトゲトゲの尻尾。立ち上がって火吹きそうだし、尻尾でガンガン建物とか破壊してしまいそうです。ミサイル飛んできてもへっちゃらそうだし。
とにかく男たる者、強い者に憧れるんですからヨロイトカゲはそんな男のロマンであります。そういうわけで今回はヨロイトカゲなわけです。
ヨロイトカゲってどんなトカゲ?
「ヨロイトカゲ」といえばアフリカ南部を中心に広く分布しているヨロイトカゲ科Cordylidaeの特にヨロイトカゲ属Cordylus のトカゲを指すと考えて差し支えないでしょう。ヨロイトカゲのことを知ろうとすると、まずぶち当たるのが混沌とした分類です。亜種に分けたり独立種としたり、なかなか難しいのですが、2006年のCITES会議でリストアップされたCordylus属としては全47種類とされています。
どうやら、以前はニセヨロイトカゲ属Pseudocordylus とされていたものなど近縁の数属はヨロイトカゲ属Cordylus にまとめられたようです。
ドラケンスバーグニセヨロイトカゲ 画像:ペポニ |
全部の種名をリストにしましたが、あまりに見にくいので最後に紹介します。
いや、力作だからかならず見てくださいね。マジで。
一部の種類をのぞいて小型のトカゲで、全長でも15cm程度の大きさです。名前が示すように全身が硬く厚い鱗に覆われており、中にはトゲ状に発達した鱗を持つ種類もあります。特に尾はトゲの発達が著しく怪獣チックであります。
分布域の気候帯は乾燥帯から温帯であり、サバナ気候から砂漠気候に属す場合が多いのですが、多くのヨロイトカゲが分布する南アフリカは地中海性気候のような地域が多く、乾燥はしていますが気温はそれほど高くはありません。
一般に昼は比較的強い日光の照射によって地表面の温度が上がり、夜は10℃近くまで冷え込むというような過酷な環境が多いようです。単なる砂地よりも岩場に生息していて、岩の割れ目や深い穴などを住みかにしてハーレムを作っている種類も多いようです。
餌は昆虫類や小さなトカゲなどを食っており、昼行性で強い光の日光浴を好みます。有名な話ですが太陽に向けて頭を高くして日光浴をする姿勢から、オオヨロイトカゲは「サンゲイザーSun gazer(太陽をにらむ者)」と、ちょっとかっこよさげで、このトカゲの性質をよく表した別名がついていたりします。
トランスバールヨロイトカゲ 画像:ペポニ |
繁殖形態も特徴的で、このトゲトゲっぷりからは想像がつきにくいのですが、卵ではなく仔トカゲを出産する胎生です。この時に、体の割に大きな幼体を1-2頭のみ産む種類がほとんどです。
ヨロイトカゲの魅力
さて、このヨロイトカゲたちの魅力とは何でしょう?なんだ、またお前のヲタ話か、と言われてしまいそうで申し訳ないのですが、やはりヨロイトカゲの魅力を語るに時には、怪獣の話を抜きにはできませんよね。
あんまり不確かなことを書くわけにはいきませんので、詳しいことは割愛しますが、おそらくヨロイトカゲ、特にアルマジロトカゲやオオヨロイをモデルに造形されたウルトラ怪獣とか東宝怪獣って多いと思うんですよ。
それくらい、カッコ良くてエキゾチックなんですよね。
ヒナタヨロイトカゲ |
ということは、やはりトゲトゲ、ギザギザのトカゲは、このロマンにピッタリの造形です。
じゃ、それに該当するトカゲは、というとヨロイトカゲの他にも似たような種類はいるわけです。例えばアメリカのツノトカゲの仲間たちとかオーストラリアのエゲルニアの仲間やモロクトカゲなんていうのは、生態まで含めてヨロイトカゲのライバルと言えます。
ただしツノトカゲの仲間は、アリ専食というその特殊な食性のイメージもあって、イマイチ飼育の方法も確立もされていなくて、ヨロイトカゲの魅力には及ばないでしょう。
またエゲルニアの仲間は怪獣というには、ちょっとカワイすぎます。と言うか高い...
モロクはそもそも流通しないし。
と、考えればやはり男のロマンを満足させてくれるのはヨロイトカゲの独壇場ということになります。
魅力その1:カッコイイ!
とにかく、まずはこれでしょう。先述したように全身を覆う硬くてトゲトゲしい鱗は強そうなイメージですし、オオヨロイとかアルマジロのように特に全身のトゲが発達している種類は、トカゲ好きな人ならば誰でもカッコイイと思うのではないでしょうか。
ヒナタヨロイトカゲの尾 |
魅力その2:カワイイ!
一方、そんなゴツゴツした体躯に対して、顔はといえばスキンク系のおっとりとした表情ですし、手足のプクプク感もミスマッチっぽくて、いかにも爬虫類の魅力があふれる生き物といえるでしょう。
魅力その3:大きさが手頃
私のように、小さい生き物をたくさん飼育したい、というファンにはヨロイトカゲの大きさは助かります。ヨロイトカゲの仲間の小ささにガッカリするような方も多いようですが、そういう方はお金を貯めてオオヨロイトカゲを飼いましょう。
魅力その4:ハンドリングでき...ないこともない
その形や存在感を楽しむトカゲであり、ハンドリングを楽しむタイプではありませんが、日本のトカゲのように常にチョロチョロと動き回って、手から放したら一目散に逃げていく、という感じではありません。ハンドリング中に突発的に動いて床に落としてしまうことだけは注意しましょう。
魅力その5:安価である
私などは、最初の頃は、遠くアフリカからきた、こんなにカッコイイトカゲなんだから、きっとものすごく高価なトカゲなんだろうと思いこんでいたんですね。確かに野生動物の輸出にキビシイ南アフリカに生息するオオヨロイトカゲとアルマジロトカゲ、あるいはほとんど流通しないような種類は高価ですが、ヒナタヨロイトカゲなどの小型で流通量が多い種類は5000~10000円あたりを見ておけば十分です。このトカゲの魅力をこの価格で堪能できるのですから安いと考えていいでしょう。
魅力その6:飼育しやすい
これは意見が分かれるところだと思います。が、少なくとも私の飼育スタイルには合っているトカゲであると思います。
要するに乾燥系で湿度の調節に特別な気を遣う必要がない、ということは、飼育はしやすいと言うのに十分な理由になりえるでしょう。ただし、仮に温帯である南アフリカであったとしても、彼らの生息地の環境を再現するのは並大抵のことではありません。
また種類によっては、見た目から期待されるほどのアグレッシブさを持っていないようで、あまり積極的にガツガツと餌を食べないような陰気さがあったりします。何にしても、それでも容易には死んだりはしない、生来の丈夫さを持っていることは間違いないでしょう。
あと、私限定の魅力として「似たタイプのトカゲが日本にいない」というのもあるでしょう。国内に分布するトカゲはニホントカゲのようなスベスベ系、ニホンカナヘビのようなカサカサスレンダー系、ニホンヤモリのような壁チョロ系およびキノボリトカゲのような樹上系アガマです。ですから乾燥系でトゲトゲしたヨロイトカゲのようなトカゲには憧れてしまうのです。
ただし、ヨロイトカゲにもおすすめするのに躊躇してしまうマイナスポイントもあります。
それは、何よりも「ほとんどがWC(野生採集個体)である」ことです。
たぶん現地では人間の生活している集落などで普通に見られたり、ポイントの岩場などで集団生活のようにしているのでしょう。比較的まとまった数のWC個体が流通します。
もちろん自然からの搾取という問題点もありますが、入荷直後では乾燥系であることから脱皮不全などになっている個体が多く見られます。またそれによって指が壊死していたりしてなくなっている個体(いわゆる「指飛び」)が多く見られる場合もあります。つまりWC特有の「状態が悪い」個体が多いというのもWC中心が故の問題点と言えるでしょう。
ぜひとも日本国内で必要な数はCBを中心にできることを目指したいものです。
またヨロイトカゲ科は全種がCITESの付属書2類に掲載されていることも意識しておきたいところです。
ヨロイトカゲの飼育
それでは、ヨロイトカゲと上手に暮らす方法を考えてみましょう。とりあえず、これまで私はヒナタヨロイトカゲ、ジョーンズヨロイトカゲ、モトイヨロイトカゲ、ワーレンヨロイトカゲ、アルマジロトカゲを飼育してみましたが、正直、うまく飼えたな、という印象の種類と、何もできずに殺してしまったな、という印象の両極端だったような気がします。
おそらく、ヨロイトカゲというのは、どの種も似たような感じで飼育できる、と思いこんでいたことが失敗した原因だったのだと思います。
アルマジロトカゲの飼育状況 |
どうやら、意外にも彼らの要求する環境というのは、バラエティに富んでいるようです。したがって、あくまでも私の飼育した範囲からの飼育情報とお考えください。
ヨロイトカゲの飼育法:設備
・飼育容器ヒナタやジョーンズなどのような小型の種類ならば60cmのガラス水槽でペアの飼育ができます。全長が20cmを越すようなアルマジロやワーレンのような中型を複数飼育する場合は観賞魚用の60cm水槽では小さいと思われます。より床面積を広くした水槽を使いましょう。
大型のオオヨロイを飼育するような方はさらに大きな水槽を用意することになります。
・フタ
動く時は活発ですし、高い場所にも登りますのでできれば採光性と通気の良い金網などを使えばいいですが、高さが十分にあるのならばフタは必要ありません。
・床材
彼らのイメージである砂を敷きたくなりますが、個人的には砂は必要ないのではないかと思っています。そもそも岩場を生活の場にしていますから、それほど砂に依存をしていないのではないかと。
ですから、例えば素焼き素材のタイルなどを敷き詰めた方が良いような気がします。
ただし、もちろん砂を使って飼育していて悪い結果になったということは聞いたことがありませんので、砂でも問題はないのでしょうけど。
砂を使う場合は、餌を食べる時に一緒に飲み込んでしまうので細かいものがいいでしょう。また穴を掘ろうとしたり、シェルターの下に潜り込もうとして床材を相当まき散らしますので、空中に舞ってしまうような素材はやめた方が良いでしょう。
厚さは必要ありません。薄く敷くだけで十分です。
ただし、オオヨロイは自然では砂地に深い巣穴を掘って生活しているそうなので、砂を敷く場合は十分に深くした方がいいと言われています。
またバークチップなどでも問題はなさそうです。
・温度
昼間には、十分温度を上げて夜間はきっちり下げる必要があります。ホットスポット直下は50℃に近いくらい必要であると言われています。ただし、これを60cm水槽で行うと水槽内全体の温度が高くなりすぎてしまいます。水槽内には低温部で25℃くらいになるように温度勾配を作る必要がありますので、何カ所もシェルターを作ったりして彼らが選べるようにしてあげます。しかしそれでもホットスポット直下は40℃以上になるようにしたいところです。
自然下で、夜間は10℃近くまで下がってしまう場所もあるそうですが、そこまでする必要はありません。20℃くらいにまで下がるようならばいいのですが、真夏ではそうはいかないので通気性などを確保して工夫をしましょう。
ただし、飼育下ではホットスポット直下で背面から暖をとるよりも、腹部から暖をとるような行動が多かったような気がします。したがって、ケース内に小さめのシートヒーターを敷いて、その上に平たい石などを置き、腹部を温められるような場所を作ることも必要でしょう。
できればホットスポットは電子サーモと連動させてケース内が高温になりすぎないようにする工夫をしたいところです。
・照明
非常に強い紫外線が必要です。私の家ではメタハラを2基設置しています。爬虫類用の蛍光灯で、もっとも強い紫外線を放射するタイプを2基以上は設置しましょう。
また、天気が良い日は外で日光浴をさせるのもいいのですが、いざ外に出すとビビって隠れてしまうような個体が多いんですよね。これが。
・湿度
いろいろ言われますが、ケージの片隅に全身を浸すことができるような水入れを設置した方が良いような気がします。うちでは必ず水入れに多くの砂が入っていますので、見ていない時に水入れの中に入っていることがあるのではないかと考えています。
床材を湿らせたり、霧吹きをする必要はないと思います。特に、バスキングランプに霧吹きがかからないようにしなくてはいけませんし。
・インテリア
オオヨロイ以外は自然下では岩の割れ目などの狭い場所に隠れて生活をしています。ですから、なるべく狭い(というか背の低い)シェルターを数多く設置する必要があると思います。数が少なかったり、気に入らないと流木や石の下に潜り込んでしまって万一の事故が懸念されます。環境の問題かもしれませんが、あまりオープンスペースに出てくることはないようなので、広い場所を作るよりもシェルターを数多く作った方が良いと思います。
シェルターは流木や植木鉢のかけら、ブロック、市販の石を模したシェルターなどがいいでしょう。
ヨロイトカゲの飼育法:エサと世話
・餌コオロギなどの昆虫類を与えます。隠れていることが多いので、思ったより代謝は活発ではないようです。ですから1~2日おきにコオロギを食べきる程度与えればいいでしょう。カルシウムやビタミンなどの添加は必須です。
ただし、流通する多くがワイルドですから、エサの選り好みが激しい場合があります。特に、あまり大きな昆虫類は好まないことが多いような気がします。変わったところでは、コオロギは食べないが、ミールワームのサナギはむさぼるようにして食った個体もいました。
・世話
毎日の世話は糞の掃除、水の交換、給餌くらいです。
注意点として
1.体重を測定する
全身が硬い鱗に覆われているので、太り具合がわかりにくいトカゲです。体重計を用意して定期的に体重を測定すると良いでしょう。
2.照明の時間
これがなかなか難しい問題で、どのくらいの時間照明を点灯しておけばいいのか未だに私はハッキリと答えが得られません。朝はバスキングをしているのですが、昼前には隠れています。自然下でももっとも温度が上がる正午前後は日陰で休んでいるでしょうから、これで良いとは思うのですが。観察をしながら照明の時間は決めましょう。
ヨロイトカゲの屋外飼育の可能性
単純な気候区分でいえば、南アフリカは温帯と乾燥帯の中間的な場所が多く、冬の最低気温を除けば、日本の関東地方あたりと似た気候です。したがって、南アフリカに生息する種類は直射日光の紫外線を得るという点に限らずに、日本で屋外飼育が理想的であると考えることができます。
この時に注意したいのは
・空気の蒸れによる多湿
・直射日光による熱死
・ネコ、カラスなどによる食害
でしょう。
したがって、春から秋にかけては、特に午前中に直射日光が飼育容器内の一部に入り、風通しが良さそうなベランダなどでの飼育は適しているのかもしれません。
しかし、アルマジロトカゲやオオヨロイトカゲのような高価な生き物を、屋外で飼育するというのは、かなり勇気がいることであると思いますが...
何にしても、屋外での飼育は、これらのヨロイトカゲが日本では飼育下でなかなか殖やすことができないことの解決策ではないかと思っています。
最後に
長々と、私の個人的趣味でヨロイトカゲの魅力を語ってみましたが、最後にショップの方々から怒られちゃうような、オチを一つ。ヨロイトカゲって隠れていることが多くて、飼っていてもあまりおもしろくないような気がします。
あ、もちろん飼い方に問題があるんだろうけど、基本的に神経質でバスキングしていても、人間の姿を見るとすぐに隠れてしまうとか、そんなのが多いような気がします。
今まで飼育した中では、アルマジロトカゲは比較的出てきて姿を楽しませてくれたんですけど。
アルマジロトカゲ 画像:Endless Zone |
やっぱり繁殖とか、大きな目標をや志を持たないと、飽きられやすいトカゲかな、なんて思ってもみたりしてます。
しかし、それでもやっぱり、このカッコよさと種類のバラエティは、爬虫類飼育の楽しみをグッと凝縮しているなぁ、と思います。
今後も、さまざまな種類が流通したり、あるいは高価だった種類が手に入りやすくなったりして目が離せないトカゲたちです。
男たるモノ、遠慮なく怪獣が好きだったあ、あの頃に戻ってヨロイトカゲを楽しんでしまいましょう!!
あー、オオヨロイ飼ってみてぇ...
ヨロイトカゲ属Cordylus 一覧
※英名が「Crag Lizard」の種は、ニセヨロイトカゲ属Pseudocordylus とするのが一般的のようです。また日本語で和名がついている種類は、少なくとも私は日本で流通しているのを見たことがある、あるいは聞いたことがある種類です。
No | 学名 | 和名または英名 | No | 学名 | 和名または英名 |
分布 | 分布 | ||||
1 | C.angolensis | Angolan Girdled Lizard | 2 | C.aridus | Dwarf Karoo Girdled Lizard |
アンゴラ高原 | 南アフリカ(西ケープ州) | ||||
3 | C.barbertonensis | Barberton Girdled Lizard | 4 | C.beraduccii | マサイヨロイトカゲ |
南アフリカ(ムプマランガ州)、スワジランド | タンザニア北部、ケニヤ南部 | ||||
5 | C.breyeri | Waterberg Girdled Lizard | 6 | C.campbelli | Campbell’s Girdled Lizard |
南アフリカ(北部州) | ナミビア南部 | ||||
7 | C.capensis | Graceful Crag Lizard | 8 | C.cataphractus | アルマジロトカゲ |
南アフリカ(西ケープ州) | 南アフリカ(西ケープ州) | ||||
9 | C.cloetei | Cloete’s Girdled Lizard | 10 | C.coeruleopunctatus | Blue-spotted Girdled Lizard |
南アフリカ(北ケープ州) | 南アフリカ(西ケープ州海岸部) | ||||
11 | C.cordylus | モトイヨロイトカゲCape Girdled Lizard | 12 | C.depressus | デプレッサスヨロイトカゲZoutpansberg Girdled Lizard |
南アフリカ南部、レソト | 南アフリカ(北部州) | ||||
13 | C.fasciatus | Eastern Cape Crag Lizard | 14 | C.giganteus | オオヨロイトカゲ |
南アフリカ(東ケープ州) | 南アフリカ中央部(自由州、ムプマランガ州、クワズールー・ナタール州) | ||||
15 | C.imkae | Rooiberg Girdled Lizard | 16 | C.jonesii | ジョーンズヨロイトカゲLimpopo Girdled Lizard |
南アフリカ西部の一部 | 南アフリカ北東部、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビーク | ||||
17 | C.jordani | Jordan’s Girdled Lizard | 18 | C.langi | Lang’s Crag Lizard |
ナミビア中部 | 南アフリカ(クワズールー・ナタール州とレソトの国境付近) | ||||
19 | C.lawrenci | Lawrence’s Girdled Lizard | 20 | C.machadoi | Machado’s Girdled Lizard |
南アフリカ(北ケープ州) | アンゴラとナミビアの国境付近 | ||||
21 | C.macropholis | Large-scaled Girdled Lizard | 22 | C.mclachlani | McLachlan’s Girdled Lizard |
南アフリカ(中央部) | 南アフリカ(西ケープ州の一部) | ||||
23 | C.meculae | Mecula Girdled Lizard | 24 | C.melanotus | Highveld Crag Lizard |
モザンビーク北部のごく一部 | 南アフリカ(西部沿岸部) | ||||
25 | C.microlepidotus | Western Cape Crag Lizard | 26 | C.minor | Dwarf Girdled Lizard |
南アフリカ(西部沿岸部) | 南アフリカ(西ケープ州) | ||||
27 | C.mossambicus | オレンジサイドワーレンヨロイトカゲGorongosa Girdled Lizard | 28 | C.namaquensis | Namaqua Girdled Lizard |
南アフリカ(西ケープ州のごく一部のみ) | モザンビークとジンバブエの国境付近 | ||||
29 | C.nebulosus | Dwarf Crag Lizard | 30 | C.niger | Black Girdled Lizard |
ナミビア南部 | 南アフリカ(西ケープ州の一部) | ||||
31 | C.nyikae | Nyika Girdled Lizard | 32 | C.oelofseni | Oelofsen’s Girdled Lizard |
マラウィ北部 | 南アフリカ西部国境付近 | ||||
33 | C.peersi | トランスバールヨロイトカゲ(?)Peers’ Girdled Lizard | 34 | C.polyzonus | カルーヨロイトカゲ |
南アフリカ(西ケープ州) | 南アフリカ(西部州)、ナミビア南部 | ||||
35 | C.pustulatus | Herero Girdled Lizard | 36 | C.regius | ジンバブエワーレンヨロイトカゲRegal Girdled Lizard |
ナミビア中部の一部 | ジンバブエ東部(ムタレ周辺) | ||||
37 | C.rhodesianus | ジンバブエヨロイトカゲローデシアヨロイトカゲ | 38 | C.rivae | Ethiopian Girdled Lizard |
ジンバブエとモザンビークの国境付近 | エチオピア | ||||
39 | C.spinosus | Spiny Crag Lizard | 40 | C.subviridis | Drakensberg Crag Lizard |
南アフリカ東部(クワズールー・ナタール州から自由州) | 南アフリカ(クワズールー・ナタール州、自由州、東ケープ州)、レソト | ||||
41 | C.tasmani | Tasman’s Girdled Lizard | 42 | C.transvaalensis | ドラケンスバーグニセヨロイトカゲ(?)Northern Crag Lizard |
南アフリカ(東ケープ州のごく一部) | 南アフリカ(北部州の一部) | ||||
43 | C.tropidosternum | ヒナタヨロイトカゲトロピクスヨロイトカゲネッタイヨロイトカゲ | 44 | C.ukingensis | Ukinga Girdled Lizard |
アフリカ東部(ケニヤ、タンザニア、モザンビーク、コンゴ人民共和国、マラウィ、ザンビア、ジンバブエ) | タンザニア南部 | ||||
45 | C.vandami | Van Dam’s Girdled Lizard | 46 | C.vittifer | トランスバールヨロイトカゲ |
南アフリカ(北部州、ムプマランガ州) | ボツワナ南東部、南アフリカ北東部、スワジランド、モザンビーク南西部 | ||||
47 | C.warreni | ワーレンヨロイトカゲ | |||
南アフリカ北東部、スワジランド、モザンビーク南西部 |
【関連記事】