ネコをしっかり膝の上に抱き、自分の親指と人差し指でネコの切ろうとする指の肉球を軽く押すと爪が外に出てきます。
爪を明るい光で透かしてみると、神経と血管が通っている部分が見えるはずです。半透明でかすかに赤い筋が入っているところは生爪ですので切らないように!
先端の白くなった部分は死んでいる組織ですのでここを切りますが、生爪から最低でも2mmは空けて切りましょう。
最初はほんの少し、爪先をちょんと切るだけでOK。慣れてきたら徐々にもう少し深く切れる練習を。
爪切りに限らず、押さえつけられることが嫌なネコは多いものです。
おっかなびっくりで、怖々抱き上げようとする飼い主の緊張感を感じ取り、抱っこされた時点で、「いやぁ~~」と身をよじらせて逃げる子も……
ひどく嫌がる子を無理矢理押さえつけていると、しなくてもよい怪我をする可能性がありますし、ネコにとって「抱っこ」=「イヤなことをされる」の図式になってしまうので加減をみながら-。
でも、ある程度は「爪切りはどーしても、あなたと私のために必要なの!だから我慢してね」と納得させる飼い主の強さをネコに示す必要もあります。
バスタオルで首から下、ネコをすっぽりくるみ、1本ずつ手を出して切るのも良いでしょう。
それでも、あまりにもひどく抵抗する場合は四肢の全部の爪を一度に切ろうとしないで、今日は右の前の足だけ……明日は左前足、と時間差で攻めてみてください。中には「寝ている間にそぉ~~っと1本ずつしか切れないの」という場合も…。
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(目安として)赤い線の部分より先を切りましょう。 |
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親指と人差し指で肉球を押すと爪がでます。 |
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すかさず先っぽを、パチリ! |
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