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ネコの日常的なお手入れ?Vol.3 ネコの爪切り

ネコの尖った爪は身を守るために有効な武器の一つですが、室内だけで飼われている場合や他にもネコがいる場合は凶器にもなりかねません。定期的に爪をチェックして伸びていたら切ってあげましょう。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

-ネコの爪切り-
 

ネコは元々爪を出す動物だから…
ネコの爪は切っちゃいけないんじゃないの?

ネコを飼ってみたいけど…
爪とぎで家具や家を台無しにされたら困るし。

爪を切るといっても…
血が出そうで、どこまで切ったら良いかわからないので怖い。

そんな、心配をされている方、いらっしゃいませんか?


定期的に爪を切っておくと、もし「して欲しくない場所で爪研ぎをされても」被害は少なくて済みます。
外出自由のネコの場合は、どんな状況に巻き込まれて自分の爪が役立つかわかりませんので、あまり爪を深く切る必要はないでしょう。
しかし、家の中だけで飼われている、または複数のネコがいる場合は定期的に爪切りを行うことで、本にゃんや飼い主さんや家具、また周りのほかのネコを守ることにもなります。

爪を切る道具は各種ありますが、
ご自分の手に取ってみて
使いやすいと思われるものをお選びください。
人間用の爪切りは使わず
ネコ用として販売しているものを使ってください。
このほかに止血剤(切りすぎて出血してしまった場合に必要)、
バスタオルなど必要に応じてご用意ください。

■ネコの爪の構造は-
ネコは爪を研ぐことで一番外側の爪(堅い角質)をはがし、その下から新しい爪が伸びてきます。ネコの前脚を観察してみてください。同じ日に同じように爪切りをしても、伸び方のスピードが違っているはずです。よく使う爪はそれだけ伸びるのが早く、あまり使われない爪は伸びるのが遅くなります。
よく使うと伸びが早い=仔ネコや運動量の多い若ネコの時代は7-10日に1回程度の爪切り、老ネコの場合は2-3週に一度の爪切りが目安となるでしょう。

■初めての爪切り
初めてネコの爪を切る方はどこまで切ればよいか不安に思われるでしょう。また、切りすぎて出血すると、ネコも痛い思いをします。日頃の「しつけ」は、なかなか覚えてくれないネコですが、このような「痛い思い」は一度で記憶し、次からの爪切りをさせてくれないといった事態にもなりかねません。不安を感じる方は獣医さんにお願いして、どこまで切れば良いか教えてもらいましょう。

 
次のページで、安全な爪の切り方を紹介します。
 
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