日本人オーナーシェフ初のミシュラン店「ひらまつ」
パリ16区にある「レストランひらまつ パリ」©ひらまつ |
ちなみに平松さんは“オーナーシェフ”として初の星獲得であり、“日本人”で初めてというわけではありません。それでは日本人で初めてミシュランの星を獲得したのは誰か? それはなんと1979年と30年近く昔のこと。当時、ル・ブールドネで料理長をつとめていた中村勝宏さんです。中村さんは現在日本において、ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの総料理長を務めています。今年開催されたサミットの料理も手掛けたので、記憶している人も多いでしょう。
パリの街角に上品に佇む「レストランひらまつ パリ」
「レストランひらまつ パリ」の料理の一例。季節などによって変動©ひらまつ |
洗練された空間とサービスが心地良い©ひらまつ |
内装はシンプルながら、モダンでシックな居心地のよい大人の空間。広々とした店内にはテーブルがゆったりした間隔で配され、優雅な時間が流れ増す。供されるのはオーソドックスながら、どこか新鮮な驚きや発見のある香しいフランス料理。
1982年に西麻布に誕生した「ひらまつ亭」から歴史の幕を開け、昨年で25周年を迎えたひらまつ。いまでは国内にも多くの店舗を展開しています。けれど、本場フランスの空気に包まれていただくフレンチは、日本で食べるそれとはひと味違った感動を与えてくれるでしょう。