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今、世界が注目する美食の街はメルボルン!(3ページ目)

最近グルメな人たちのあいだで話題になっている南半球の街、メルボルンをご存知ですか? 食べれば食べるほど、その味と奥深さの虜になる美食の街。今回は読めば必ず行きたくなる美食シティ、メルボルン大特集です。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

世界中の味が集まるグルメワンダーランド

世界各国の味が大集結!
(左上から時計周りに)ギリシャ料理店が集まるロンズデール・ストリート/リトル・バーク・ストリートにあるチャイナタウン/かつてリトル・イタリーと呼ばれたライゴン・ストリート/街角でみかけた韓国料理店

多くの海外移住者が暮らすメルボルンでは、世界中の味を楽しめるのも大きな魅力。イタリア、ベトナム、中華、ギリシャ……、そして世界的にブームの日本料理レストランもよく見かけます。各国料理のエッセンスを巧みに取り入れたモダン・オーストラリアン・キュイジーヌが発展してきた背景には、こうした多様な食文化も影響しているのでしょう。

ちなみにこのマルチカルチュラル(多文化主義)のことを、オーストラリアでは「フルーツサラダ」と呼んでいます。「メルティングポット(人種のるつぼ)」という言葉はよく耳にしますが、なぜにフルーツサラダ? それはスープのように溶け合って素材がわからなくなっているのではなく、サラダのなかのフルーツのように、それぞれが個性を示しながら独立して生活しているからなのだそう。あえて溶け合わなくても生きていける、それぞれの文化を尊重している、そんなこの国の様子をよく表している言葉ですね。


イタリアのマンマの味を求めて、ティアーモへ

TIAMOのボロネーゼ
洗練さはないものの、妙に落ち着く味のボロネーゼ
どんなに食のレベルが高い街でも、イタリアンだけはちょっと……ということがよくあります。これは日本のイタリアンのレベルが相当高いせいもありますが、メルボルンは久々に出会ったイタリアンが美味しい街。なかでもイタリアンレストランが集中しているのはライゴンストリート。そのなかでも最も賑わっているのが、今回訪れたTIAMO(ティアーモ)です。

陽気なTIAMOのスタッフ
陽気な店員が迎えてくれる。ジャンカルロ(左)とアレキサンドリア(右)
TIAMOの料理はパスタがメイン。高級イタリアンのような洗練された味ではありませんが、素朴な家庭料理風。「ティアーモの雰囲気が好きなんだ」という常連さんの声に店を見回してみると、レトロな店内は確かにどこか懐かしくほっとします。朝早くから営業しているので、カフェがわりにお茶する人、テイクアウトする人など利用方法も様々。まさに街のおふくろ的存在です。

<DATA>
  • 所在地:303 Lygon St, Carlton Melbourne
  • 地図:TIAMO
  • TEL:03-9347-0911
  • 時間:7:00~23:00(クリスマス・イースター、1/1のみ休業)
  • 予算:10A$前後~
  • ウェブサイト:TIAMO(英語)

次のページでは、メルボルンの人たちに欠かせない路地裏文化、カフェ巡りへとでかけましょう。
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