焼肉、キムチ、ビビンバ――定番の韓国料理もハズせないけど、それだけじゃ終わらないのが、ソウルグルメの面白さ。伝統料理からB級グルメ、さらにはニューオープンのお店まで、おいしい話題がつきません。寒い冬こそ、いっそうアツく燃え上がるグルメ天国・ソウルへ、いざ!
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冬の寒さをのりきる、一番人気の屋台フード
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寒い冬の街歩きに特に嬉しい屋台グルメ。冬場は特に人気を集める |
意外にさむ~いソウルの冬。でもソウルの人たちは寒さなんてどこふく風? 元気に街を闊歩しています。ソウルの寒さをのりきる秘訣は、食べ物で体の内側からあたためること。まずはお手軽な屋台グルメでウォームアップといきましょう。
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冬の風物詩、ホットク屋さん街のいたるところにあって、一年中楽しめる屋台。街歩きのお供にしたいお手軽フードがいっぱいです。なかでも冬の一番人気といえば「ホットク」。小麦粉の生地にハチミツや砂糖・シナモンなどを混ぜたものを、鉄板で焼いたり、油であげたお菓子です。ハフハフしながら食べるホットクは、韓国の人たちも大好きな冬の定番おやつ。生地や作り方はお店によってそれぞれ違い、なかには冬のあいだしか営業しないところもあります。
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南大門市場。立ち食いスタイルが多いが、なかには落ち着いて座れる店もあるまたお手軽な屋台グルメは朝ごはんにもピッタリ。日常品からお土産までなんでもそろう南大門市場も屋台が多く集まるエリア。朝からスーツ姿のサラリーマンがキムパプ(韓国風海苔巻き)やおでんを急いでかきこむ姿も見られます。まだ人も少ない朝のうちは「おまけするよ~」なんて、客を呼び込むおばちゃんたちの威勢のよい声が響きます。
そんな声につられて、私もここで朝ごはんを食べてみることにしました。オーダーしたのは日本風のうどん。麺はふぞろいならが歯ごたえもよく、さっぱりしたスープであっというまに完食。約束(?)どおり、ビビンバをおまけでつけてくれました。これで3,500ウォン(約435円)は本当に安い!
次のページでは、眠らないソウルの夜へ繰り出しましょう。