年末年始の予定は決めましたか? 寒い日本を離れて暖かいビーチリゾート!なんてかなり心惹かれるプランですが、あえて冬だからこそ訪れたい場所を選ぶのもいいですよね。今回は、オーロラやサンタクロース村など冬の楽しみが盛りだくさんのフィンランドをご紹介。もちろん食事は名物トナカイ肉をどうぞ。
日本から一番近いヨーロッパ、フィンランド
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「森と湖の国」と呼ばれるフィンランド。雄大な自然とセンス溢れる街並みが魅力 |
最近ではIKEAの日本進出もあって、スタイリッシュな家具でも注目を集めている北欧。でも日本から遠いし……なんて思っている方も多いかもしれません。でも実は、フィンランドは日本から一番近いヨーロッパ。直行便を利用すれば、わずか9時間半なんですよ。
夏には一日中太陽が沈まない白夜、そして冬にはオーロラが見られます。オーロラのシーズンは北極圏に位置するラップランド地方で8月下旬から4月上旬まで。ちなみにラップランド地方とはフィンランドだけではなく、ノルウェー、スウェーデン、ロシアにもまたがる広い地域を指します。
ラップランド地方といえば、サンタクロース村も有名です。ここにはちゃんと一年中サンタクロースがいるんですよ。私も会ってきました。「クリスマスにはちゃんと日本にもたくさんのプレゼントを届けるよ」と約束してくれましたよ(笑)。世界から多くの人がサンタクロースに会いに来ているようで、各国の有名人との記念写真も飾られています。日本からはあの方も……。気になる方はぜひサンタクロース村へ!
フィンランドのゴハン事情
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キャセロール(鍋)。フィンランドの定番メニューのひとつ。サーモンやエビがたっぷりで体も温まる! |
フィンランドの食事は、美味しい素材を活かした素朴な料理が多いのが特徴。他の北欧諸国と同様にシーフード、なかでもニシンやサーモンが絶品です。日本で食べるものよりも肉厚で脂がのっていて本当に美味。秋はニシンがシーズンで、10月には各地でニシン市も開かれています。
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広場ではマーケットが開かれ、様々なベリーや野菜が並ぶ |
またフィンランドの料理に欠かせないのがベリー類。ジャムとして使われたり、ケーキに添えられたりするだけでなく、料理にも使われます。今回紹介するトナカイ肉にもベリーソースは定番なんですよ。おなじみのブルーベリーやストロベリーのほか、珍しいクラウドベリーやリンゴベリーなどその種類も豊富です。
首都ヘルシンキはレストランの数も多く、シーフードレストランはもちろん、イタリアンやフレンチ、日本料理と何でもそろいます。でも地方に行くとレストランの数も少なくなり、そのうえおいしいところ!となると見つけるのが難しいことも。そういうときは現地の人に聞いてみるのが一番。思いがけないところにあるレストランを教えてくれたりしますから。
次のページでは、ラップランド地方の名物トナカイ肉をご紹介します!