動物名を使って天気を表現しよう!


pluie
フランス語の世界でも、ブタはともかく住みにくい?
フランス語で、Quel temps fait-il ?(ケル タン フェティル?/天気はどう?)とか、Que dit la météo ?(ク ディ ラ メテオ?/天気予報ではどう?)と聞かれ、基本パターンで、すでにバッチリ答えられる方は、Il fait un temps de chien.(イル フェ アン タン ドゥ シアン)、 Il fait un temps de cochon.(イル フェ アン タン ドゥ コション)のようなおもしろ口語表現を覚えて遊んでみるのもいいかもしれません。

実生活はともかく、フランス語の表現では、とかく冷遇されがちなchien(シアン/犬)やcochon(コション/ブタ)。de chiende cochonとくれば、「ひどい」、「嫌な」という意味になります。つまり、un temps de chien、un temps de cochonといえば、雨、風ともにひどい「嫌な天気」という意味。

さらに、「きびしい寒さ」を表すのにもfroid de chien(フロワ ドゥ シアン)という表現が使われます。他にもchienではなく、寒さの表現としては有名なcanard (カナール/あひる)やloup(ル/オオカミ)バージョンもあり、フランス語のお天気表現では動物たちの活躍ぶりがうかがえます。

フランスの空からは何でもかんでも降り放題!?


pluie
空からいろいろなものが降ってくる様子を描いた絵画
こぬか雨に、涙雨、篠つく雨に、通り雨。日本語で雨を表す言葉の多さといえば、ひょっとしたら世界一じゃないかと思うくらいですが、フランス語も負けてはおりません。以下のリストは、すべてフランス語で「どしゃぶり」を意味する表現ですが、強烈なメタファーで、私たちを楽しませてくれます。

  • Il pleut des cordes. (綱が降る。)
  • Il pleut à torrents.(滝のように降る。)
  • Il pleut à (pleins) seaux.(バケツをひっくりかえしたように降る。)
  • Il pleut des hallebardes.(矛槍が降る。)
  • Il pleut comme vache qui pisse.(おしっこをする牛みたいに降る。)

    これだけ降れば、まさにエイリアンの地球襲撃!parapluie(パラプリュイ/傘)までもが武器に思えてくるから不思議です。今回のテーマである「お天気」、parler de la pluie et du beau temps(お天気の話をする)というフランス語は、「くだらない話をする」という意味でもありますが、いかがでしたでしょうか?

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