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家事で「できる脳」を作れ!(2ページ目)

たかが、家事。でもそんな毎日の家事のひとつひとつの中で、仕事や人生を大きく飛躍させる「できる脳」を作ることができるのです。暮らしの小さなエクササイズの思いがけない効果についてのお話です。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

小さな「できた」が「できる脳」を作ります

毎日繰り返せるのは、3ステップまで! と割り切って
毎日繰り返せるのは、3ステップまで! と割り切って
小さな課題を達成させて「できた」と思うことが、脳の力を伸ばしていくというお話を前のページでしました。
もうひとつ、脳の持つ性質を踏まえていくことで、日々の中でどんなエクササイズを重ねていけばよいのかが見えてきます。こんな性質です。

・人の脳が一度に覚えられるのは3つまで


認知症の判定では、無関係なものの名前を3つ伝えて、それを復唱させるというテストがあります。そんな簡単なこと? と思うかもしれませんが、「3つ」というのは本来人の脳がもつキャパシティに由来しているのだとか。
つまり、とっさの記憶領域というのは「これ」「それ」「あれ」の3つぐらいまでしか用意されていないのが、人の脳。多くて4つの物事までしか、人の頭は処理できないのです。逆を返せば、3プロセス程度でできることであれば、人は楽に抵抗感なく手を出すことができるということです。

家事が「できる脳」を作る大きな力になることも
家事が「できる脳」を作る大きな力になることも
こうした脳の性質を踏まえてみると、以下のようなことを日々繰り返していくことで、脳の力が少しづつ伸びて暮らしの力がついていくということがわかります。

・3ステップ程度でできる簡単な課題を用意する
・毎日繰り返して「できた」という満足感を得る


たとえば、前回紹介した「片付け脳養成ギブス」や、共働きの家事でご紹介している小さなTIPSを繰り返して、「できた」「きれいになった」「片付いた」という結果を得る。それを繰り返すことで、ドーパミンが放出され、脳が活性化して「できる脳」が作れられていくというわけです。

家事だけでなく、仕事や人生における課題にも同じことがいえるように思います。
大きな目標や夢を遠くに持ちながらも、一方で日々できる簡単な課題に手をつけて達成させていく。繰り返しできるという意味では、簡単ですぐ手がつけられるもののほうが効果が高いということになります。
これはガイドが提唱している「願い事手帖」の発想にとても近いものだと思います。

暮らしの仕事はさもないことが多いものですが、そこに簡単で小さな課題を設定することができれば、家事そのものが自分を伸ばす大きなきっかけになっていくはず。
簡単にできるTIPSをリンクしましたので、日々のドリルのつもりで、ひとつづつ手をつけていってみてくださいね!

<できる脳を伸ばす、願いごと手帖の作り方>

暮らしが、人生が変わる! +1冊の手帳術

<小さな「できた!」を作る家事のTIPS>

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