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職人型家事よりも家事の管理職を目指せ!(2ページ目)

家事は昼間家にいる人を対象に語られがちです。でも、忙しい限られた時間で暮らしを維持している人もたくさんいます。価値観の転換をして、ビジネス視点で家事を捉えなおし、家事の管理職になりませんか?

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

職人型家事よりも家事の管理職になろう!

ライフスタイルも暮らしの環境も激変を続ける現代を、伝承と経験値の知恵だけで乗り切るのは不可能です。
ライフスタイルも暮らしの環境も激変を続ける現代を、伝承と経験値の知恵だけで乗り切るのは不可能です。こんな風に昼に洗濯できる人は実は少ないのです。
時代は変わっているのに、私たちはどこかで、自分の親の世代が繰り返してきた家事の発想を、経験値として繰り返しています。
ライフスタイルも暮らしの環境も激変を続ける現代を、こうした伝承と経験値の知恵だけで乗り切るのは不可能です。新しい時代には、新しい価値観が必要です。

創意工夫を重ね、家族の中で自分にしかできない仕事を積み重ねていく。そのプロセスそのものが、自分の存在意義になる。これまで家事は、こうした職人的視点で語られることが多かったように思います。
忙しくて家事がまわらないから家事の本を読むのに、どんなに頑張っても家事はちっとも楽にならない。そんな声をよく聞くのも、そもそも流通している家事情報は「誰にでもできるもの」よりも、「私にしかできないこと」を目指す情報が多いからなのです。つまり、それが経験値を積んで独自の技術を磨いていく職人視点です。
でも、これからは家事を「管理職視点」でとらえなおすことが、とても大切だと私は考えています。

一人の人間が使える時間と労力は限られています。無駄な作業は合理化し、適正なコスト管理と投資を繰り返しながら、時にはアウトソーシングや人材育成も選択肢に入れて暮らしを考える。よりよい職人を目指すのではなく、有能な管理職を目指す。
こうした発想の転換をしてみると、暮らしの仕事の中に次々とアイデアや知恵が湧いてきます。思いがけない楽しさを見出すこともできるはずです。

ビジネス発想で家事を捉えなおしてみると、暮らしの中に新しい発見がたくさんあることに気づきます。それはそのまま、「暮らすこと」「生きること」を再構築する作業にもつながっていくはずです。

仕事も頑張っている自分だからこそできる家事がある! と胸を張って、効率化のためにできるアイデアを積極的に取り入れていきましょう。

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