時短生活/掃除を時短するコツ

おそうじロボットは共働きの救世主?

数年前から気になっていたおそうじロボット。ちゃんとおそうじをしてくれるのだとしたら、共働き家庭にとってこんな便利な家電はありません。費用対効果の面から細かくチェックしてみましたよ!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

数年前から気になっていたおそうじロボット。このところ、家電量販店やデパートなどでよく目にするようになってきました。ボタンを押すだけで部屋を縦横無尽に走り回り、勝手におそうじをしてくれるという、この掃除機。ちゃんとおそうじをしてくれるのだとしたら、共働き家庭にとってこんな便利な家電はない! さっそくモニター機をお借りして、徹底的に調査してみました。さて、その実力は? おもしろくて便利なおそうじロボット「ルンバ」のルポを2回にわたってご紹介していきます。
・・・INDEX・・・■ おそうじロボット「ルンバ」の歴史をひも解く■ 新「ルンバ」はこれだ!■ 最大注目ポイント 費用対効果を考える

おそうじロボット「ルンバ」の歴史をひも解く

これがルンバです
これがおそうじロボット「ルンバ」の新モデル。
ガイドがアメリカ生まれのおそうじロボット「ルンバ」の存在を知ったのは、今から4年ほど前。当時は、玩具メーカーである「タカラ」が日本の代理店となり販売したのです。朝、出勤時にボタンを押して出かければ、帰宅時には家の中のおそうじが完了しているなんて、夢のようなそうじ機だ! と、働くお母さんたちの間でおおいに話題になったのです。

ところが、この「ルンバ」。いつの間にかひっそりと市場から姿を消してしまいました。実は、発売から1年ほど経ったころ、ガイド周辺でもこんな声が聞かれるようになったのです。
「充電器の機能がだんだん落ちて、充電しても運転時間が続かなくなった」
「販売元に問い合わせたところ、バッテリーの交換が必要だといわれたが、バッテリーが1万円近くするので躊躇している」

確かに、充電器の消耗はこうした「充電家電」では避けられない関門。これは携帯電話を思い出していただければ、よく理解してもらえることと思います。携帯も1年を過ぎるころから、充電の持ちがどんどん悪くなりますよね。
「ルンバ」に限らず、充電をして使用する家電は1年を過ぎたころから随時、充電池の交換が必要となるケースが圧倒的に多いのです。これは避けられない現実。販売側には、こうした側面の説明義務と、バッテリーの供給などのメンテナンス体制が必要。購入側にも、本体価格のほかにこうした費用の発生があることを知った上で、購入計画を立てる必要があります。

タカラの扱った「ルンバ」が市場から姿を消したのには
・アメリカでの発売直後だったこともあり、本体そのものの初期不良などもあったにもかかわらず、日本の販売元でのメンテナンス体制が構築されていなかった。
・バッテリー消耗に対する告知の不十分さに加え、バッテリー供給体制が整っていなかった。


といった背景がありました。バッテリー交換に対応できなくなった時点で、本体をそのものを交換するという方法で対応してきましたが、それも在庫欠品のため対応不可となり、タカラは「ルンバ」の販売を中止。以降、家電店などで「ルンバ」を見かけることはなくなりました。
ガイド周辺の知人宅では、それでも最初に購入した状態のままで立派に動いている初期ルンバもあります。一方で、バッテリー消耗により動かなくなり、納戸に眠っているという家も複数。。。。。。。

その「ルンバ」がモデルチェンジで再登場して、注目を集めているというのです。しかもルンバ専門の総代理店が日本でのメンテナンス体制をがっちり整えていると聞けば、これは要チェックですよね。
さっそく新ルンバをわが家に持ち込み、使ってみました。

次のページでその新しいルンバを解剖していきましょう。
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