時短生活/掃除を時短するコツ

おそうじロボットは共働きの救世主?(3ページ目)

数年前から気になっていたおそうじロボット。ちゃんとおそうじをしてくれるのだとしたら、共働き家庭にとってこんな便利な家電はありません。費用対効果の面から細かくチェックしてみましたよ!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

最大注目ポイント 費用対効果を考える


ルンバの費用対効果をどう考える?
長期的視点でのルンバの費用対効果は?
まず、ルンバの価格について考えましょう。本体価格の定価は530シリーズで79,800円。上位モデルである570シリーズは94,500円。最近は掃除機が高級化しつつあり、同じ価格帯の掃除機もかなり出回っていますが、それでも高価であることは確かです。
ルンバは家電量販店での値落ち率が低く、現在の価格帯は安いところで7万円を少し切るぐらいのラインで安定しています。
Kakaku.comのルンバ価格のページをご参照ください。

一部、海外からの並行輸入サイトで5万円台で販売されているところもありますが、注意して欲しいのは並行品は保証が日本国内で受けられないということ。バッテリーの交換や不具合が起きたときの修理などを考えた場合、並行輸入を利用して1万円ちょっとの価格差を取るか、購入後の修理・パーツ交換・メンテナンスを取るか。ガイドとしては、正規ルートでアフターサービスを確保する方向で考えるほうが、この商品はいいように思います。

バッテリー交換はマストです
バッテリー交換はマストです。あらかじめ予算として計上しておきましょう。
前のページでもお話しましたが、充電して使うタイプの家電は1年を超えたあたりからバッテリーの消耗が始まり、どこかの時点で交換が必要となります。頻度は使用状況や、まれにバッテリーの個体差などもあるため一概には言えず、ガイドの知人宅ではもう3年交換せずに動いているという報告もあります。しかし、フル充電でも徐々に運転時間が短くなっていってしまうので、一般的には長くても2年経ったら、バッテリー交換はマスト。
このバッテリーが10,500円です。高いようにも感じますが、一般的に家電の消耗品交換は量産されていないため、高くつきがちだということを理解しましょう。

フィルター交換もしたほうがいいでしょう
フィルター交換もしたほうがいいでしょう
もうひとつ、吸い込み口にセットされている紙製のフィルターも交換が必要です。こちらは3~4ヶ月に一度の交換をメーカーは推奨しています。こちらは3枚で3,150円。4ヶ月に一度の交換として一年で3,150円を見込む必要があります。その他、ブラシ類が磨耗したり破損したときも、交換が可能です。消耗品のリスト、および購入方法はこちらのサイトをご参考くださいね。

ルンバの費用対高価は?
ルンバのあなたの家における費用対効果は?
さて、以上を総合するとルンバを購入した際にかかる経費は以下のようになります。最近の電子制御家電の寿命の目安は7年前後といわれていますので、とりあえず6年償却で考えてみましょう。


本体価格 79,800円 値引きで69,796円で購入と仮定(価格.com最低価格)
バッテリー 1年半で交換するとして10,500円×3=31.500円
フィルター 1年で3回交換   3.150円×5=15,750円
(ただし、ユーザー登録をするとフィルター2枚が無料送付されるので、購入時についているフィルターを含め1年分は無料となります)
電気代   一日2回のそうじで1年で700円 700円×6=4,200円
*メーカー算定による。消費電力詳細はこちらを参照。

合計 121,246円
1年あたり 約20,207円
1ヶ月あたり約 1,684円
1日あたり 約   55円

*本体価格と電気代のみで算出すると 1日あたり約34円です。バッテリーやフィルターの交換が上記想定より少なく済んだ場合には55円より安くなるケースも考えられます。


普通の掃除機でも、フィルター交換、紙パック、電気代などの消耗品コストはかかります。家電類を購入する際は、本体価格のみでなく、消耗品や交換が必要となる部品、さらに消費電力の部分までを合算して費用を算出し、年間でかかるコストの目処を立てて、費用対効果を考えると判断しやすくなります。

さて、毎朝ボタンを押していくだけで、自動でおうちをきれいにしてくれるおそうじロボット。6年間故障せずにメンテナンスできたと仮定すれば、必要な費用の目安は1日約55円。この55円を妥当と思うか、必要ないと思うのか。それはあなたのライフスタイルと価値観にゆだねられています。

次回はガイド宅で大活躍中のおそうじロボット「ルンバ」の使用感と、意外や意外の「ルンバを必要とする人たち」についてのレポートをお送りします。実はこのロボット、家事の省力化だけでなく、お年よりやからだの不自由な人にもとても優しい家電だったのです。現在のところ、ガイドはわが家にとって1日55円は十分費用対効果があるのではないかと考えているところ。あわせて、じっくり検討してみてくださいね。

お楽しみに!

最近になって中国製などの安価なタイプがテレビ通販などで流通しており、19,800円という製品もあります。使用感についてはルンバとさほど変わりないという報告もあれば、購入後すぐバッテリーやブラシが壊れたという口コミ報告があるサイトも。
最初のページでお話したように、販売元がこの先バッテリー交換や修理に対応できなくなった場合、バッテリー交換時期である1,5年から2年で動かなくり廃棄という可能性もあり、これではせっかく安い製品を買っても費用対効果は逆に悪くなります。購入の際には販売実績が確かなメーカー、販売元を選び、メンテナンス体制の確認を取るようにしてくださいね。



<参考サイト>
・まずはオフィシャルサイトで製品をチェック
iRobot ルンバ オフィシャルサイト
・家電ガイドさんによる詳細なおそうじロボットレポート。役に立ちます!
進化した“自動掃除機ルンバ”でお掃除楽々
これは便利!お掃除ロボットお試しリポート
これなら買える!?予算別お掃除ロボット
・ルンバ通販サイト。細かい機能説明などが充実しています。
デジモバ
【編集部おすすめの購入サイト】
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