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“鉄”こそが美味の秘訣 男の“黒光り”キッチン構築術(3ページ目)

男ならダッチオーブン。アウトドアのみならず、日々の料理でもダッチオーブンを大活用し、黒光りするキャストアイアン・キッチンを構築する技をお教えします。奥さんに嫌われない台所利用術も同時公開です!

土屋 敦

執筆者:土屋 敦

男の料理ガイド

ダッチオーブンの保温力を生かす

もうひとつ、ダッチオーブンの特徴は、その保温力です。温まるまでには時間がかかりますが、一度温まると、厚い鋳鉄が、その温度を維持してくれるのです。

それゆえ、じっくり煮込んで素材を柔らかくする料理を作るのにも適しています。素材としては、肉や根菜にはむきますが、煮込んでもおいしくならない魚類にはむきません(タコにはむきます)。


丸鶏のポトフ

丸鶏のポトフ

◆「煮込む」ダッチオーブン/鋳鉄鍋レシピ

保温力を生かすのは煮込みだけではありません。

例えば揚げ物でも炒め物でも、材料を入れたときに一度温度が下がってしまうことが、料理の出来に悪い影響を与えます。


玉ネギのシャンパン煮

玉ネギのシャンパン煮

保温力の高い鋳鉄鍋なら、天ぷらなどもカラリ、と揚がります。








温泉卵

温泉卵

◆保温力を生かしたその他のダッチオーブン/鋳鉄鍋レシピ


温泉卵や鶏皮の白ワイン揚げについてもダッチオーブンの保温力を生かして美味しく作ることができます。



鶏皮の白ワイン揚げ

鶏皮の白ワイン揚げ

詳しい作り方については、リンク先の記事に掲載してありますので参考にしてみてください。




後片付け

そして料理が終わったら後片付けです。以下に注意点をまとめました。

1.鍋が熱いときにいきなり冷水に浸けてはいけません。割れる可能性があります。

2.ダッチオーブンは通常洗剤をつけずにお湯で洗います。油膜がはがれて錆が出やすくなります。ただ毎日使うのであれば、あまりに汚れがひどいときなど、少々洗剤を付けても大丈夫です。私はこの洗剤を使っています。なお、ホーローやエナメルでコーティングした鋳鉄鍋なら、普通の鍋と同等に扱えます。

(※ダッチオーブンもその他の鋳鉄鍋も、金属製のタワシで洗ってはいけません)

3.お湯で洗ったら火にかけて水分を蒸発させ、薄く油を塗ります。これも毎日使うなら油を塗らなくても大丈夫です。


さて、そして日本人ならではの、とても重要な鋳鉄鍋活用法があるんです。次ページへ!


<INDEX>
>ダッチオーブン・鋳鉄鍋の長所と短所
>ダッチオーブン・鋳鉄鍋の基本レシピ
>ダッチオーブン・鋳鉄鍋の保温力を生かしたレシピ
>ダッチオーブン・鋳鉄鍋 使用後にすべきこと
>ダッチオーブン・鋳鉄鍋でご飯を炊く
>その他の鋳鉄クックウェアとレシピのご紹介
>キッチンで使うダッチオーブン購入の手引き
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