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海と山、癒し効果は実は違う!(3ページ目)

ストレスが溜まって神経が高ぶってますか。気力も体力もなくやる気がなくなってますか?あなたの疲れはどちらでしょう。この疲れを癒す2つの効能と旅先をご紹介します。

執筆者:本多 美也子

体力減退のあなたには元気をもらえる

海
 
疲れて体が思うようにいかない、体力が続かない、虚弱気味の人には山や森がおすすめ。そう聞くと、疲れているのに山登りは辛すぎる!なんて思う人もいるでしょうが、森の木々には疲れを取り、元気になる物質がいっぱいなのです。高い山に登るのではなく、ゆるやかな散策路での森林浴が、あなたを生まれ変わらせてくれるはずです。

森にはフィトンチット(森の精気)という殺菌浄化作用があり、人の細胞を活性化させるといいます。また、森の緑色が交感神経を刺激するため、視覚、聴覚、味覚、そして頭の働きが活発になってきます。この2つの作用や、木々を揺らす風の音などが、いわゆる森林浴効果というもの。最近では、森林セラピーの研究も進んでおり、森にはまだまだ解明されていない不思議な力があるのです。

また山はもともと修験道の修行の地。出羽三山や熊野、白山、大山などの霊場霊山だけでなく、今はリゾート地となった日光も、軽井沢に近い浅間山も、もともとは修行者が登る山でした。山は肉体的精神的に辛い経験をしながらも、自らを高め、より飛躍するための場だったのです。山へ登ることで自信や体力を回復することにもつながると思います。

森や高原では、体力にあった高低差が少ない散策路をゆっくりと自分のペースで歩くのがおすすめ。鳥の声を聞き、野の花を見つけたり、おいしい高原野菜を食べると、体の奥から浄化され、なぜかやる気が湧いてきます。適度に歩くことで、体力もつきますし、元気をもらえて、翌日からの仕事にもやる気が出て、気持ちも前向きになれるはずです。

◆夏の山の注意点
標高が高い山は紫外線が強い。冷涼だからといって肌の露出は危険。森の木陰を歩くことで紫外線を防ぎましょう。虫除け薬なども常備しましょう。

◆冬の山の注意点
冬山は山が枯れてしまって森林浴効果がない、なんて思っていませんか。温暖な海辺の森や山は、椿や柑橘系樹木など常緑樹の宝庫。湯河原の万葉公園、真鶴の真鶴半島自然公園など、冬の森林浴を楽しめます。

【おすすめの旅先】
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さあ、海と山、どちらに旅するか決まりましたか?
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