山形県の出羽三山のひとつ月山。
春スキーのメッカで4月になってからスキー場がオープンするという、とても雪深い山です。
この月山の麓にもようやく春が訪れようとしています。
5月1日には冬の間閉鎖していたネイチャーセンターがオープンし、月山の自然を楽しむ季節がはじまります。

ブナの自然林が淡い緑色に芽吹き、その芽を包んでいた赤い皮が、まだ2メートル以上残る雪の上に舞い落ちる雪もみじという月山の春ならではの風景に出会えるのがこの季節。




新緑と雪景色のまばゆさは溜息の連続。
フキノトウや水芭蕉、水辺には鮮やかな黄色のリュウキンカなど、春の山の花たちにも癒されます。
名水100選のひとつ、月山の湧き水もあり、甘い天然水で喉を潤しながら、森の息吹で元気をもらいましょう。

そして、山形といえば「板そば」。コシの強い風味豊かな蕎麦を味わい、豊かな自然を楽しむ、そんな旅に出かけてみませんか。オススメは5月のGWからです!




自然観察員と月山の春をめぐろう

月山の麓には山形県立博物園のネイチャーセンターがあります。ここでは専門の自然観察員が常駐しており、毎日、午前、午後の2回、無料のガイドツアーがあります。
昨年5月、雑誌の仕事で私もこのツアーに参加しました。

まずはネイチャーセンターに集合し、散策の準備。
5月下旬でしたので長袖Tシャツ1枚にチノパンでOK。ただし足もとは雪とぬかるみが多いのでセンターで長靴(100円)と転ばぬ先の杖でスキーのストック(無料)を借ります。


ネイチャーセンターからはなだらかな月山の頂上が見えます。 


案内をしていただいたのは自然観察員の工藤さん。
月山の自然を知り尽くした方です。

私たちの希望時間、体力、目的などにあわせて、案内をしてくれます。

散策ルートは自然博物園の中なので、植物の採取は禁止。おいしそうなフキノトウを脇目に、森の中に入っていきます。

このコース、多少の勾配はあるのですが、3歳から80歳代の方までが楽しく歩けます。

ただし、ガイドさんがついていないと、案内板のないところも多いので、森の中で迷い、残雪に足を取られることもありますので、できるだけガイドツアーに参加することをオススメします。



さて、広々としたネイチャーセンターの建物前から遊歩道を10分ほど歩くと、ブナの森の中に到着。いやあ、この緑のまぶしさ。見てください!!
自然観察員の工藤さんは数年前、大病をされたそうなのですが、この森を歩いているうちに、体力、気力ともに回復。
「この森に助けられたんだ」とおっしゃるのがよくわかる、自然の力をひしひしと感じます。

遊歩道は乾いた道からぬかるみへ。そしてさらにブナの森を行くと雪道に変わります。雪道というより、まだ2メートルもある雪の上を歩くことになります。

そしてそして、一度見てみたかった雪もみじが!!

続きは次ページへ。雪もみじには泣けました。