英国式と米国式のEメールは違いに注意が必要
英国式と米国式のEメールの日付表記
英国式と米国式の一番の違いは日付の書き方
アメリカ式と英国・欧州式の一番紛らわしいところは、日付の記載の仕方です。記載の仕方には、正式形と簡略形があります。特に簡略形の場合がややこしいと言えます。日付の正式形は、ビジネスレターでよく用いられます。正式形:November 24, 2007/24th November, 2007
簡略形:11/24/2007/24/11/2007
簡略形の日付表記の読み方に要注意!
簡略形の場合、英米の記述の仕方が異なりますから、注意が必要です。例えば、次の日付は、何年何月何日のことでしょうか?05/06/07
アメリカ式 May 6, 2007 / (2007年5月6日)
イギリス式(欧州含む) 5th June, 2007/(2007年6月5日)
2006年6月15日をアメリカ式・イギリス式それぞれで表記すると下記のようになります。
アメリカ式 June 15, 2006
イギリス式(欧州含む) 15th June, 2006
日付の各形式のまとめ
英語の日付の書き方に慣れておこう!
アメリカ式 月/日/年
例:
February 23, 2006
February 23rd 2006
Feb 23 2006
イギリス式 日/月/年
例:
23rd February, 2006
23 February 2006
23 Feb. 2006
※月名は、正確さを期すためにできるだけフルスペリングで表記します。
※イギリス(欧州)式では、通常序数を使って表します。
英国式と米国式は、語尾・結語の違いもある
英文電子メールの頭語・結語でも、アメリカ式とイギリス式は違う形式を持っています。両方の形式が分かれば、送信者の国籍や、企業国籍を知ることもできます。頭語の形式
アメリカ式 Dear Ms. Green: (Msの後にピリオド。頭語の末尾に:(コロン))
イギリス式 Dear Ms Green, (Msの後にピリオドなし。頭語の末尾に,(カンマ))
※但し、プライベートな場合はアメリカ式でも末尾を(,)カンマにする場合や、カンマ自体を省略する場合があります。また、相手の名前が分からない場合や、フォーマルな場合には、頭語の末尾にイギリス式でも(:)コロンを入れるケースもあります。時に(;)セミコロンを使う場合もあります。
結語の形式
アメリカ式 Sincerely yours, (副詞が前に来る)
イギリス式 Yours sincerely, (副詞は後に来る)
※結語の場合は、英米どちらも、末尾は(,)カンマで終わります。
アメリカ式と、イギリス・欧州式とでは、細かい点が様々に異なります。日本人が使う場合には、英米いずれかに予め決めておくとよいでしょう。混合した場合は、間違いと受け取られかねませんので、英米いずれかに統一しておくのが望ましいと言えます。また、送信先の企業によっては、英米いずれかの形式を選択して送信することも時には必要です。
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