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『新入社員』のための英文メール基礎講座(2ページ目)

いよいよ、入社式の季節がやってきます。外資系企業のみならず、取引先との英語でのメールのやり取りも始まります。新入社員の方への英文メール心得です。

竹村 和浩

執筆者:竹村 和浩

ビジネス英会話ガイド

英文電子メールの基礎
英文メールは結論から書き、簡潔に!

英文メールサンプル




Request for an appointment ⇒件名:(Subject line)

Hello, Mr. Matsuzaka, ⇒頭語:(Salutation/Greeting)

Thank you very much for your email on April 3rd. 
                             ⇒本文(Body)
I will be looking forward to seeing you at my office then.

Regards, ⇒結語:(Complementary Close)

*本文の英文は、基本的に一文ずつの改行をしない方が、むしろ一般的です。

基本的には、上記頭語、本文、結語の3つをおさえれば、英文メールとしての形式は最低限おさえたことになります。

●頭語と結語の種類

頭語(Salutation)は、日本の手紙の『拝啓』、にあたる言葉、結語(Complementary Close)は、『敬具』に相当する言葉ですが、最近のメールの傾向として、かつてのビジネスレターで使われていたような、Dear Mr. Matuzaka, / Sincerely yours, のような、堅苦しいものではなく、Hello, Mr. Takemura,/ Regards,のような若干カジュアルな形式がよく使われます。最も、全く初めての社外へのメールの場合には、Dear Mr./Ms.~出始めることもしばしばですが、イギリスなどでは、Hello, Mr./Ms.~が社外であっても、最も一般的に使用される頭語になっています。但し、極めて重要な取引先や、初めての引き合いなどの場合には、はじめの1~2回のやりとりでは、Mr./Ms.~、Sincerely,などもう少し丁寧な言い方を採用したほうがよい場合もあります。相手とのやり取りが増え、親しくなっていけば、"Hi John"ではじめて"Thanks"で終わることも問題ありません。

*さらに詳しい頭語・結語については英文電子メール表現集 Vol.1を参照して下さい。


●件名の書き方

件名(Subject)は、メールの一番最初に眼にする部分です。
メールボックスで読まれ、優先順位をつけられる訳ですから、できるだけ、メールの用件が読まなくてもわかるように書くのがコツです。

*詳しいサンプルは、スパムに間違われない!英文電子メール件名の付け方を参照してください。

●本文の書き方

英語の場合、本文は結論を最初に書きます。まず結論、要件を先に書き、次に、詳しい状況説明等を書きます。日本語のように季節の挨拶を入れる必要はありませんので、単刀直入で簡潔なメールが好まれます。


ネイティブのメールを参考にしよう!

始めはどう書いたらよいか、迷いが多いものです。そんなときは、ネイティブから受信したメールの書き方を参考にするとよいでしょう。最初は丁寧に形式を守って書き、次に返信メールを参照にすると、迷いなくやり取りすることができます。

迷ったときは、是非、下記英文電子メールの過去記事を参照なさってください!


英文電子メールの書き方 基礎編
英文電子メール書き出しの一文
英文電子メール表現集 Vol.1
スパムに間違われない!英文電子メール件名の付け方

英文ビジネスレターの書き方 基礎編
「英文ビジネスレター5つの形式」
「英文レター封筒宛名書きの基本」


 
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