韓国語の不規則動詞を覚えよう!
韓国語の不規則動詞は、繰り返し練習をするのみ!
アンニョンハセヨ? 韓国語の学習が少し進むと登場する「不規則動詞」。なかなか思うように身につかず、「あれ、この活用どうだっけ……?」 と戸惑ったり、思いもよらない活用をしていて辞書が引けなかったりしたことが、どなたでも経験あるのではないでしょうか。
そこで、これから何回かに分けて、韓国語の不規則動詞を整理したいと思います。今回は、「ㄹ(リウル)不規則動詞」のご紹介。一度で覚えられる、身につく方はなかなかいません! 「あれ?」と思ったらいつでもこれらの記事を見返して、徐々に慣れていってください。
※韓国語の不規則動詞は、「살다」、「닫다」などの動詞のみならず、「덥다」、「예쁘다」などの形容詞も含まれますので、「不規則用言」ともいわれますが、当記事では、「不規則動詞」で統一させていただきます
「ㄹ不規則動詞」の代表的な動詞とその活用
「ㄹ不規則動詞」は、一般的に「ㄹ(リウル)不規則」と言います。さっそくですが、その代表的な動詞を挙げてみたいと思います。・살다(サルダ/住む、暮らす)
・알다(アルダ/知る、分かる)
・팔다(パルダ/売る)
・울다(ウルダ/泣く)
・만들다(マンドゥルダ/作る)
・돌다(トルダ/回る)
・길다(キルダ/長い)
以上は、語幹(語尾の「다」を取ったもの)が「ㄹ」パッチムである、という共通点がお分かり頂けると思います。これらの動詞が、どんなときに、どんな風に変化するのでしょうか。こんな規則があります。
語幹が「ㄹ」で終わる動詞は、後ろに「ㄴ, ㅂ, ㅅ」で始まる活用語が来ると、語幹の「ㄹ」が脱落する。
一例を挙げると、「ㄹ」で終わる動詞「살다」は、後ろに「-ㅂ니다(ムニダ/~です)」が来ると、語幹の「ㄹ」が脱落し、「삽니다(サムニダ/住みます)」になる、ということなのですが、その他に、どんなパターンがあるのでしょうか。
「ㄹ不規則動詞」は、こんなときに変化する
以下のパターンをおさえておけば、恐いものなし!
それでは早速、「ㄹ不規則動詞」の変化が起こる活用語について、具体的に見てみましょう。まずは以下のパターンを何回も練習するだけで、かなり身につくと思いますよ。
【【 「ㄹ不規則動詞」+「ㄴ」で始まる活用語 】】
●連体形「-는(-ㄴ)」
・ 사는 사람(サヌンサラム/住む人) 「살다」+「-는」
・ 아는 사람(アヌンサラム/知っている人)「알다」+「-는」
・ 긴 머리(キンモリ/長い髪) 「길다」+「-ㄴ」 ※形容詞には、「-ㄴ」が付きます
●-는데(-ㄴ데):~なのですが
・ 파는데(パヌンデ/売るのですが) 「팔다」+「-는데」
・ 우는데(ウヌンデ/泣くのですが) 「울다」+「-는데」
・머리가 긴데(モリガ キンデ/髪が長いのですが) 「길다」+「-ㄴ데」 ※形容詞には、「-ㄴ」が付きます
● -니까:~なので
・우니까(ウニカ/泣くので) 「울다」+「-니까」
・만드니까(マンドゥニカ/作るので) 「만들다」+「-니까」
【【 「ㄹ不規則動詞」+「ㅂ」で始まる活用語 】】
●丁寧体語尾「-ㅂ니다」
・만듭니다(マンドゥムニダ/作ります) 「만들다」+「-ㅂ니다」
・깁니다(キムニダ/長いです) 「길다」+「-ㅂ니다」
【【 「ㄹ不規則動詞」+「ㅅ」で始まる活用語 】】
●尊敬語の「-시-」
・ 머리가 기십니다(モリガ キムニダ/髪が長くていらっしゃいます) 「길다」+「-시-」
・ 어디에 사십니까?(オディエ サシムニカ/どこに住んでいらっしゃいますか?) 「살다」+「-시-」
●語尾「-세요」
・ 도세요(トセヨ/回ってください) 「돌다」+「-세요」
・ 아세요?(アセヨ?/ご存じですか?) 「알다」+「-세요」
「ㄹ不規則動詞」は、大体以上のようなパターンを覚え、それぞれの単語と活用語のパターンを組み合わせて何回も書いたり言ってみたりし、練習すれば、かなり身についてくると思います。
「ㄹ 不規則動詞」の練習問題
それでは、早速練習問題にチャレンジ! 答えはページ下にありますよ。1.以下の空欄を埋めてみましょう
前のページを参考に、空欄を埋めてみましょう。まずは答えを見ずに頑張ってみてください! |
2.括弧の日本語を韓国語に変えてください
1)아이가 (泣きます). ※「-ㅂ니다」を付けて
2)그 사람을 (ご存じですか?). ※「-세요?」を付けて)
3)한국음식을 (作られますか?). ※「-십니까?」を付けて
4)다음 사거리에서 오른쪽으로 (回って(曲がって)下さい). ※「-세요」を付けて
5)창문을 (開けるので) 바람이 많이 들어옵니다.
6)김 선생님은 머리가 (長いですが), 박 선생님은 짧아요.
7)(知っている) 사람이 아무도 없었어요.
いかがでしたか? 「不規則動詞が難しい」、「身につかない」と嘆いている方は、上記のような繰り返しの練習が足りていない、というのが原因の一つです。一度や二度では身につきません。何回も何回も繰り返して、少しずつ確かなものにしていってくださいね。他の不規則動詞も恐くありませんよ!
■「練習問題1」の回答です。
どのくらい合っていましたか? |
■「練習問題2」の回答です。
1)아이가 웁니다.
2)그 사람을 아세요?
3)한국음식을 만드십니까?
4)다음 사거리에서 오른쪽으로 도세요.
5)창문을 여니까 바람이 많이 들어옵니다.
6)김 선생님은 머리가 긴데, 박 선생님은 짧아요.
7)아는 사람이 아무도 없었어요.
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