少女監禁事件

家族に「無事」と電話…救出して欲しいと伝えたい
家族に「無事」と電話…救出して欲しいと伝えたい
連日、ワイドショーやニュース番組をにぎわしている24歳の男による「少女監禁事件」は、男の嗜好の特異性や何度も結婚したり、勝手に養子縁組をしたりといったような事実、また被害少女の精神的ダメージなど、様々な側面から取り沙汰されており、しばらくは話題になりそうです。

事件については、まだこれから解明されることになるので今の時点でのコメントは控えるとして、一点だけ気になった部分があります。それは、男から強制されて、少女が実家に電話をかけさせられていたということです。もちろん、そばに男がいて、余計なことを言ったらどんな目に遭うかわからず、ましてや「助けて」ということは到底、口にすることはできなかったでしょう。

でも、もし、少女が親との電話の中で、男には気づかれることなく、異常事態を知らせて、救助を求めることができていたら…事態は違った方向に行き、もっと早い時点で解決していたのではないでしょうか。首輪をつけられて、逆らったら暴力を受けるような状態だったということのようですから、何もできなかったのは致し方ないでしょうが。

佐伯の提案

そこで考えられるのは、「家族間での暗号を設定しておくこと」です。「連れ去り」や「誘拐」「監禁」など、被害者を連れ去り、なお事件ではないと家族をだますために、「無事でいる」「心配しないで」といった内容だけを話すようにと命令すると思われます。その際に、不自然でなく、しかし確実に「異常事態」であり、「救出を必要としている」ことを伝えるためには、そばにいる誘拐・監禁した人物に知られないように、「ごく普通の内容を話す」しかありません。

たとえば、単純にいつも「お母さん」と呼んでいるとしたら、緊急事態を知らせたいときは、「ママ」と呼ぶようにしたらどうでしょうか。「ママ、私は元気だから心配しないでね」あるいは、普段「お父さん」と呼んでいるのに、「パパにも私は元気だと伝えてね」と言えば、言葉は「心配するな」ということであっても、いつもの呼び方と違うことで「異常」を察知してもらうように「暗号」として使うのです。逆にママ、パパと呼んでいたら、「お母さん」「お父さん」と呼んでもいいのです。

「暗号文」で救出依頼

さらに、警察にも連絡してほしいことを伝えたいときに、「警察」という言葉は使えませんが、たとえば、

けい子ちゃんに、今度、幌に行くときは、一緒に連れて行ってと伝えておいてね」(c)

と言えば、何でもないごく普通の会話に聞こえます。しかし、実は「けいーさつーいくーいって」つまり「警察に行って」という意味になるという具合です。本当の意味が隠された「暗号文」というわけです。

もちろん、事前に打ち合わせをしていなければ、「なぁに、突然、ママなんて言って」とか、「あなた何言ってるの、けい子ちゃんって誰のこと?」と、問い返されるでしょうが、とりあえず「変な電話だった」と印象づけることはできるのです。事前に打ち合わせをしておけば、すぐにも気がついて、すみやかな対応をすることができるでしょう。

知っておくだけで違うはず

「せっかく電話ができたのに恐くて何も伝えられなかった」と落胆するよりも、できる限りのことをする。なんとか脱出をはかるため、救出を頼るために、万が一の事態に備えて、こんなアイディアを頭の隅に入れておくだけでも違うのではないでしょうか。

今回のような事態は起きて欲しくないことですが、できれば家族間で「もし、この事件のように、私が誰かに監禁されて『心配ない、無事でいる』という偽装の電話をかけさせられたら、お母さんのことを『ママ』と呼ぶから、気がついて警察に連絡してね」と話し合っておきましょう。そうして家族で事件に関する会話をしていれば、おのずと警戒心も高まって、被害に遭いにくくなるであろうことは間違いないはずです。


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