ケース1/夏の島で出会ったカッコイイ男の子はオトリ? p.1
ケース2/出会い系で出会ったカワイイ女の子は美人局 p.3


ケース1/夏の島で出会ったカッコイイ男の子はオトリ?

17才のM美は2人の女の子と3人で、真夏のN島に3泊4日で遊びに行った。同世代の男女が多数いる中で、さまざまなナンパの駆け引きが行われており、2人の友人は到着した翌日には、早くもお相手の男の子を見つけていた。M美は友人らの手前、焦りも感じていたが、妥協はしたくなかった。

3日目になって、4人組の男の子達に声をかけられた。そのうちの1人T也がとてもカッコイイので、M美ははしゃいで(この人なら)とひそかに思った。T也は口数が少なくクールで、それもM美には男らしく思えた。他の3人が話しかけてもM美は適当にあしらって、あからさまにT也にべったりという態度をとった。夏の海での出会いをロマンチックなものにしたいと願っていた。
「M美、やるじゃん。T也くんってカッコイイよね」
と友人らの羨望にも得意な気分でいた。

夕食の後、夜の10時に二人きりで会おうということになって、M美はいそいそと出かけた。タンクトップにカーディガンをはおり、フレアーのミニスカート。待ち合わせて海辺に向かった。T也は相変わらず無口だ。会話にならない会話で、T也については何も分からなかった。でも、
(誰にも渡したくない。こんなにカッコイイ人ってなかなかいないもの)
とひそかに思っていた。

海辺の岩場のかげの砂地に連れていかれた。
「ねえ」
と話しかけると、
「ちょっとオレ、タバコ取ってくる」
と言ってT也は今来た方角へ戻って行った。
「すぐ、戻ってきて。1人じゃ恐いから」
返事をしないままT也は払うように手を振った。暗闇の中で、岩に腰掛けてM美は波の音を聞いていた。しばらくして足音がしたので振り返ると、男の影が続いてやってきた。3人はいるようだった。

「誰っ?」
立ち上がって声を上げると、いきなり手首を掴まれた。
「痛い!やめて!」
振りほどこうとしたが、男の力は強かった。恐怖で
「イヤ、何するの、やめて!」
と叫んだが、最後は声にならなかった。

タオルのようなものが口に押し込まれた。男達はM美の足を払い、砂の上に押し倒した。もがいたが、手足を掴まれ身体の自由はなくなった。声を出すことも出来ず、首を振っていやいやを繰り返していたが、男達の力にはかなうわけもなかった…。