輝く花嫁ヘアに! 新婦さんの髪型準備
新婦の髪型準備のスケジュールとは
結婚式、披露宴は女性にとってはハレの舞台。輝いた自分をみんなに見せたいものです。しかし、ドレス選びにはこだわるけれど、ヘアやメイクはプロにお任せする方が多いようです。最良の日を迎えるためには、日頃から身体のコンディションを整えて、肌や髪のケアを気遣うことも重要です。
そこで、結婚式に向けたヘアケアについて、数多くの花嫁さんをプロデュースしてきたトータルビューティスタイリスト・Hitoeさんにお話を伺いました。
結婚式までの新婦のヘアケア・スケジュール
結婚式当日までにやっておきたいヘアケアには、どういうものがあるのでしょう。一般的な結婚式までのスケジュールに合わせたヘアケアについて、ご紹介します。ショートカットでも衣裳に似合うブライダルヘアに! |
だいたい6ヶ月前に結婚が決まり、結婚式場の選定を始める方が多いようです。どのようなヘアスタイルにも対応できるように、髪の毛はなるべくカット(短く)しないように。ショートヘアの方でも、襟足が5cmあれば自毛でのアップスタイルも可能です。この時期から、頑張って髪を伸ばしましょう。
■3ヵ月前 ヘアスタイルの打ち合わせ開始
衣裳が決まると同時に、ヘアスタイルの打ち合わせが始まります。雑誌やインターネットの写真を参考に、自分なりのイメージを作り上げておいてください。衣裳にはこだわる方が多いのですが、ヘアスタイルにこだわりをお持ちの方は意外と少ないようです。会場の雰囲気、衣裳、季節などトータルで考えて、イメージを固めましょう。髪の長さや肌の色なども考慮しながら、なりたいイメージに近づけるよう、私たちからもご提案いたします。
■1ヵ月前 ヘアメイクリハーサル
本番と同じヘアメイクを試します。なぜ1ヵ月前かというと、髪やお肌が、結婚式当日となるべく近い状態で確認するのが望ましいからです。例えば、3ヵ月前にリハーサルを行った場合、髪が延びてしまったり、日焼けしてしまったりすることもあり、リハーサルとはまったくちがうイメージになってしまいます。なるべく、1ヵ月前後で日程を組みましょう。
ヘアメイクリハーサルには費用がかかるため、省略される方もいらっしゃいます。しかしこの時期なら、自分のイメージと違っていた場合に修正が可能ですから、できることなら確認をおすすめします。
また、いろいろな準備に追われてちょっと疲れた花嫁さんが、当日のヘアスタイルを見る事によって、結婚式に向けて気分を高めたり、リフレッシュできたりという効果もあります。リハーサルの際は、デジカメやカメラ付き携帯電話があれば、バックスタイルもじっくりチェックできます。
■10日前 美容室にてカット&カラーリング
ヘアメイクリハーサルで当日のスタイルを確認したら、10日前に美容室でカットとカラーリングを行ってください。遅くとも1週間前までに済ませましょう。これより後になってしまうと髪がなじみにくく、本番でヘアスタイルがピタッと決まりません。特に前髪は、1mmちがうと印象が変わってしまいます。どのようにしてカットしてもらうか、どんな色にヘアカラーリングするかなど、紙に書いて詳細に指示いたします。それを持って、美容室に行っていただきますのでご安心ください。
■前日 いつもと同じヘアケアを
結婚式の前日、美容室や自宅でトリートメントする方が多いのですが、ゼッタイにしないでください。「少しでもキレイに見せたい!」というお気持ちはよくわかるのですが、髪がつるつるし過ぎてしまい、巻き髪がきっちりと作れなくなってしまいます。当日、グロスをつけるなど、キレイな輝く髪にできますので、前日はいつもと同じヘアケアで充分です。ヘアケアに時間をかけることよりも、早く就寝し、寝不足にならないよう心がけてください。
■当日 髪が美しく輝く花嫁さんに!
結婚式当日は、ヘアメイクには1時間~1時間半ほどかかります。ドレスを着る前に、ヘアメイクを行いますので、Tシャツなどかぶるものでなく、必ず前開きのお洋服を着てください。ヘアメイクがすんだらドレスを着用し、もう一度ヘアスタイルを整えたら、美しい花嫁さんのできあがり、です。
Hitoeさんから花嫁さんへのアドバイス
Hitoeさん/paso a paso代表、トータルビューティスタイリスト。広告・雑誌のヘアメイク&スタイリストの他、ブライダルのヘア、メイクも担当。 |
Q:今、流行っているブライダルヘアスタイルは?
A:人気なのは「ニュアンスヘア」です。
和装にニュアンスヘアを合わせるのが人気 |
ボンネやクラウン、ティアラといったヘアアクセサリーもステキですが、アクセントとして、ダリヤやシャクヤクなど大きな生花や、ドレスと同じ素材の布で作ったモチーフを髪に付けるのも人気です。色は黒やボルドーなど、シックなものが好まれています。
最近は和装も人気。和装と言っても、白無垢や色内掛けではなく、お引きずり(黒い振袖)を選ぶ方が増えています。これはかつらを使わずに、ドレスと同じようにニュアンスヘアに合うからです。
Q:結婚式までにダイエットした方がいいですか?
A:やせすぎはNG。温野菜で、身体の中からキレイになりましょう!
ハレの日だからと、必要以上にダイエットにがんばってしまう花嫁さんが多いようです。中には、5kg以上も痩せてしまう方も。本人は痩せたので「きれいになった」と思ってしまいますが、顔にほうれい線が出たり、メイクののりが悪かったり、髪がパサパサになったりと、マイナス面の方が大きいのです。
結婚式までに太ってしまうのは困りますが、ダイエットに神経質になる必要もありません。私は、表面的なことはもちろんのこと、身体の内側からきれいになることもおすすめしています。例えば、食生活を見直すこと。身体をあたためる温野菜やお肌によいビタミンが豊富な果物、髪によいミネラル分などを積極的に摂るようアドバイスをしています。
身体の内側からきれいになる努力をしている方は、“花嫁さんオーラ”が出るんですよ。身体の内側から輝く花嫁さんになってくださいね。
Q:楽しいはずの結婚式の準備が、ちょっぴりゆううつです。
A:マリッジブルーはアロマシャンプーで癒して!
結婚式の準備が本格的に始まると、徐々に精神的な疲れが溜まってきます。これがマリッジブルーと呼ばれるもの。また、休みを取るために段取りに追われるなど、仕事の面でも普段以上の負担がかかります。そのため、結婚式の3ヶ月前くらいは身体の不調を訴える、顔に吹き出物がでる、円形脱毛症になるなど、ストレスが表面化しやすくなります。
そんなときは、リラクゼーション効果のあるアロマシャンプー、アロマトリートメントを使ってみてはいかがでしょう。髪がきれいになるだけでなく、精神状態もリラックスさせてくれます。さわやかな気分になれるグレープフルーツ、ホルモンバランスを整える効果が高いローズなど、好みに応じてチョイスしてみてください。ストレスを解消しながら、美しい髪になれますよ。
取材協力:ハニーズ コンシェルジュ
いかがでしたか? Hitoeさんのアドバイスを参考にして、美しい髪で最良の日を迎えてください。花嫁さんだけでなく、すべての女性にあてはまる内容もありますね。毎日の生活に取り入れれば、身体の内側から健康になり、輝く髪を手に入れることができるでしょう。
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