エクササイズ

「エアコン冷え」を座ったまま簡単に改善! 血流アップエクササイズ

エアコンの使用機会が増える夏、「自律神経の乱れ」や「冷え」に悩む人が少なくありません。座ったまま短時間でできる、血流を良くして冷えを解消するエクササイズを紹介します。

森 和世

執筆者:森 和世

エクササイズガイド

冷えに注意が必要

夏は「冷え」と「自律神経の乱れ」に注意が必要

2023年の夏も猛暑日が続いています。疲れもたまりやすいこの季節、体調管理が難しいと感じている人も少なくないのではないでしょうか。この時期に注意が必要なのが、「自律神経の乱れ」と「冷え」。「暑い時期に冷え?」と思うかもしれませんが、エアコンの使用機会増加や、冷たい食べ物の食べ過ぎなどによって、夏でも「冷え」に悩む人は少なくありません。

今回は、血流を良くして「冷え」を解消する簡単なエクササイズを紹介します。
 

「自律神経の乱れ」と「冷え」が発生するワケ

エアコンを長時間使用していると、交感神経が優位に働き、体温を体の中から逃がさないように血管が収縮します。そのため血流が悪化し、「冷え」を起こしやすくなるのです。自律神経の乱れは、基礎代謝や新陳代謝の低下も引き起こします。 改善するには、規則正しく健康的な生活を送ることが大切です。具体的には、

  • ウォーキングなどの有酸素運動やストレッチ、トレーニングなど運動を積極的に実践する
  • 38~40度くらいのぬるめの湯でゆっくりと半身浴をして、体を芯から温める
  • 十分な睡眠をとる
といったことを意識すると良いでしょう。
 

座ったままできる! 体温アップエクササイズ

今回紹介するのは、座ったまま簡単にできるエクササイズです。腕は肩甲骨から動かす意識でおこなうと、周辺の褐色脂肪細胞が刺激され、代謝が上がってきます。脚は胸の下から動かす意識でおこなうと、体幹が鍛えられるのでおなか周りの贅肉の引き締め効果も期待できます。隙間時間を有効利用して冷えない体を作って下さいね。
 
■期待できる効果:冷え解消、全身の疲れ・集中力、内臓強化、脚・おなか・ウエスト・二の腕の引き締め、脚のむくみ解消

■注意する点:腰を痛めている人は、無理のないように実践してください。

■実践回数&期間:週に5~6日を目安に、冷えや疲れを感じたときに実践してください。

1. 両手をYの字に伸ばす

両手を上に伸ばします

1:両手をYの字に伸ばします

おなかを腰に引き寄せるように体幹を安定させ、姿勢を整えたら、吸う息ととも両手をYの字に伸ばします。
 
2. 吐く息とともにWの文字に肘を腰に引き寄せる

吐く息と共に両肘を腰の位置まで下げます

2:吐く息とともに両肘を腰の位置まで下げます

背中で肘同士がつくくらい、可能な範囲でギュッと肩甲骨を締めましょう。両手を上に上げる1の動作と併せて、ゆっくり3回ほど繰り返してください。
 
3. 体をねじりながら両肘を腰の位置まで下げたあと、再び両手をYの字に戻す

吐く息と共に上体を右側にねじりながら両肘を腰まで下げます

3:吐く息とともに上体を右側にねじりながら両肘を腰まで下げます

吐く息とともに胸を張りながら体を気持ちよく右方向にねじり、両肘を腰の位置まで下げて肩甲骨を刺激します。そのあと、吸う息とともに両手をYの字に伸ばし上体を正面に戻しましょう。3回ほどこの動作を行ってください。
 
4. 反対側も同じ様に動作する

反対側も同様に動作を繰り返します

4:反対側も同様に動作を繰り返します

反対側も3回ほどを目安に、呼吸とともに3と同じ動作を繰り返します。このとき、目線や肩も下げて首回りのコリなどを解消するのもおすすめです。

5. 両脚を重ね床から離す

両手で椅子のふちをふかみ、上体を後ろに傾け重ねた両脚を床から離します

5:両手で椅子のふちをつかみ、上体を後ろに傾け、重ねた両脚を床から離します

両手で椅子のふちをつかみ、重ねた両脚を引き上げます。このとき、脚を互いに押し合うとおなかに力が入り動作がしやすくなります。
 
6. 吐く息とともに両脚を押し合いながら上に引き上げる

両脚を押し合うように上に押しあげます

6:両脚を押し合うように上に押しあげます

バランスを取りながら、「両脚を上がる位置までゆっくり引き上げて、床ギリギリまで下げる」動作を3回繰り返します。慣れてきたら6回に増やしても大丈夫です。

 
7. 両脚を押し合うように両膝をのばす
さらに両脚を伸ばせる人はチャレンジ!

7:両脚を押し合うように両膝を伸ばす

さらに動作に慣れた人やより効果を感じたい人は、両膝を伸ばします。上体が反ったり丸まったりしないように注意しながら、伸ばす動作を3回繰り返します。

このように、座ったままでも体温アップが期待できる運動をすることは可能です。「体が冷えて来た……」と思ったとき、実践してみてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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