前回、自分が持つ遺伝子のタイプごとにダイエット法を変え、ダイエット効率を上げようする試み「遺伝子型ダイエット」をご紹介しました。
今回は、その遺伝子型ダイエットの提唱者(株)日本ウェイトマネージメント代表佐藤芹香氏との対談の一部をご紹介します。
佐藤先生のオフィスにて。 |
対談の中で私が最も知りたかったのが、遺伝子的型の違いによりダイエットへのアプローチを変えることで、そうしない時に比べどれくらいの効果の違いが得られるかということでした。
その点に関する私の最初の質問は「肥満の原因は環境と遺伝が7:3くらいの割合、つまり遺伝的な影響は環境が与える影響よりはるかに少ないという専門家が多くいますが、その点についてどうお考えか?」というものでした。
佐藤氏のお答えは欧米の遺伝学の立場から言えば逆に3:7の割合で遺伝的な要因が強いとのこと。特に”どのように太るか?”という太り方に関しては遺伝的な影響力が非常に強いそうです。
そのため、内臓脂肪が溜まりやすい”りんご型”、皮下脂肪が溜まりやすい”洋なし型”など、遺伝子のタイプごとに人の太り方が分類できるとのこと。その点、太り方(脂肪の付き方)が人それぞれ異なるのならば、減らし方(ダイエット方法)も変えるべきだというのが遺伝子型ダイエットの基本コンセプトになっています。
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