「卵寒天」の作り方! 懐かしい故郷の味
山形県は庄内地方で、古くから親しまれてきた郷土料理「卵寒天」の簡単レシピです。全国に散らばった同郷者にとっては懐かしい故郷の味、見たことも食べたこともない人達にとっては、摩訶不思議な食べ物と思われるかもしれません。今回はゆで卵を使いましたが、溶き卵を流し入れて固めるやりかたもあります。我が家は昔からゆで卵派です。
近年では、地元で暮らしている人も、なかなか作らなくなったようなので、これを機会に作って味わって、後世に伝えて欲しい郷土の味です。
実際に調理する時間は10分ぐらいで、あとは固まるまで待つだけです。
近年では、地元で暮らしている人も、なかなか作らなくなったようなので、これを機会に作って味わって、後世に伝えて欲しい郷土の味です。
実際に調理する時間は10分ぐらいで、あとは固まるまで待つだけです。
たまご寒天の材料(4人分)
たまご寒天の作り方・手順
卵寒天を作る
1:固ゆで卵の白身を刻み、黄身を裏ごしする
卵は固ゆでにして殻をむき、白身は卵切り器(または包丁)で刻み、黄身は裏ごしする。
裏ごし器がなくても、こしザル等で簡単に裏ごしできる。2:寒天を溶かして調味する
鍋に昆布の水だしと粉寒天を入れて火にかけ、かき混ぜながら煮溶かし、2分ほど沸騰させ、酒、醤油、塩、砂糖で調味し、火からおろして少し冷ます。
昆布の水だしは、水に昆布を浸けて一晩冷蔵庫に入れておいたもの。3:流し箱かバットに流す
流し箱(バット等で代用可)に流し入れる。
流し箱(型)は、いったん水で濡らして水気を切って使用。4:まずは白身を入れる
白身を静かに入れる。
※※白身が寄っていたら、箸か竹串で散らす。
この時、寒天液が熱々だと白身が沈む。※※白身が寄っていたら、箸か竹串で散らす。
5:続いて黄身を入れる
黄身は、表面に散らすようにのせる。
人肌まで冷ましてから冷蔵庫に入れて固める。
白身を入れたら時間を置かずに、すぐに黄身を入れること。人肌まで冷ましてから冷蔵庫に入れて固める。
6:端を指で押さえて型から離す
端を指で押さえて型から離す。
7:取り出して切り分ける
まな板の上に取り出して、お好みのサイズに切り分ける。
卵の裏ごしをしないレシピ
8:ゆで卵を卵切り器で刻む
ゆで卵を卵切り器で刻む。
9:流した寒天液に入れ、箸で調整して冷やし固める
流し箱に流し入れた寒天液に、ゆで卵を静かに入れて箸で整えて、固める。
10:切り分ける
固まったら切り分ける。
切り方は自由自在
11:薄切りや花型で抜くこともできる
薄く切るもよし、型で抜くもよし。
寒天は常温で溶けないので、お弁当に詰めることもでき、おせち料理にもぴったり。
寒天は常温で溶けないので、お弁当に詰めることもでき、おせち料理にもぴったり。
ガイドのワンポイントアドバイス
ゆで卵は固ゆでにします。寒天液は熱々ではなく、少しあら熱を取った上でゆで卵を散らすと、卵が浮いて綺麗にできます。が、沈んでしまったとしても切った断面は綺麗なので、気楽に作ってみてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。