「医療費控除」はいつからいつまでが確定申告の期間? 2021年は1月1日からできる
1年間に医療費を多く払った人の税金が戻る「医療費控除」。確定申告の期間はいつからいつまでになるのでしょう? 確定申告の中でも、払いすぎた税金が戻る還付申告については、前年の分を翌年の1月から申告することが可能です。2021年の確定申告期間は、現在のところ原則どおり2021年2月16日(火)~2021年3月15日(月)までです。医療費控除は還付申告なので、これを過ぎても確定申告期間から5年間は申告ができます。【医療費控除の期間について動画で解説します】
医療費控除は税金を払いすぎた場合の「還付申告」であれば、1月から確定申告できます。つまり2020年分は、2021年の1月1日から2025年の12月末日まで5年間、提出できます(ただし年末年始は税務署がお休みなので注意してください)。
2021年の確定申告期間2021年2月16日(火)~2021年3月15日(月)。税務署の混雑を避けたいのであれば1月中に税務署に提出するのがオススメ。
また、郵送でも提出が可能です。新型コロナウイルスの影響も続いていますので、郵送であれば、税務署に行かずに確定申告ができます。郵送時の提出物については、以下の点に注意をしてください。
確定申告書を郵送するときの注意点7つ!間違えやすいのはココ
また、様々なケースについて、確定申告ができる期間は以下の通りになっています。
確定申告の時期はいつからいつまで?
【医療費控除は所得税・住民税が戻ります。2つの税金の違いについて音声で解説?】
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医療費控除の還付金は、いくら?計算方法はコレ
医療費控除は医療費の領収書を提出できなくなり、自宅に5年間保管することになりました
医療費控除は2018年1月から確定申告する分は医療費の領収書が不要になっているので注意をしておきましょう。なお、2020年分の確定申告から領収書やレシートの提出はできなくなっています。領収書は、自宅で5年間保管すればOKです。医療費控除の明細書に、それぞれの医療機関でかかった合計額を記入することになります。医療費控除を申告する際に、必要な書類は以下になりますので、忘れずにチェックをしてください。
【動画で解説!医療費控除に必要な書類を手に入れる方法とは?】
●医療費控除の申告に必要な書類
- 勤務先で配られた源泉徴収票(提出はしない)
- 医療費の領収書やレシート(合計額の計算のため。提出はしない)
- 医療費通知(健康保険組合等から送られた「医療費のお知らせ」等があれば転記することで簡単に明細書が書け、手間が省けます。ただ必須ではありません)
- 交通費の領収書(タクシー代など)
- 医療費控除の明細書
- 確定申告書A様式
- マイナンバーの本人確認書類の添付台紙
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