オセアニア料理ってどんなもの?
青く美しい海に囲まれたオセアニアの国々では、新鮮なシーフードを使った料理が多彩。ビーチリゾートとして人気のデスティネーションも多く、リゾートホテルでは洗練された料理も楽しめます。今回はオーストラリアとニュージーランド、さらに南太平洋の島々からグアム、ハワイまで、幅広い地域のグルメをご紹介します。
広大な大地が育む海と山の幸、オーストラリア料理
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メルボルン最大の市場であるクイーン・ビクトリア・マーケット。タスマニア産オイスターほか新鮮な魚介類がズラリと並ぶ |
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カンガルー肉のステーキ。適度な歯ごたえがあり、噛むたび旨味がじわり。クセもなく食べやすい |
世界で6番目の大きさを誇り、美しい海岸線に囲まれたこの国では、新鮮な海の幸を思う存分楽しみたいもの。11月下旬~4月ごろに旬を迎える西オーストラリア名産のロブスターをはじめ、シドニーのロックオイスターやクィーンズランド特産のマッドクラブ、ゴールドコーストのモートンベイバッグ(エビ)など、まさにシーフードパラダイスです。
ボリュームたっぷりの肉料理も見逃せません。オーストラリアは2,540万頭もの牛を有する世界最大級の牛肉輸出国。ステーキ肉の真ん中に包丁を入れ、生牡蠣を詰めて焼いた「カーペットバックステーキ」なるユニークな料理もあります。また、先住民アボリジニたちが食べていた料理は「ネイティブオーストラリア料理」と呼ばれ、オーストラリアならではの大地の味。ワニやカンガルーなどの食材もおなじみで、とくにカンガルー肉は低脂肪・低コレストロールのヘルシー食材として最近注目が高まっています。
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オーストラリア名物「ベジマイト」は野菜をビール酵母で発酵させたもの。トーストなどに塗って食べる |
イギリス連邦に加盟しているため、かつてはイギリス風の料理が主流でしたが、最近では「モダンオーストラリア料理」と呼ばれる各国のテイストを巧みに取り入れた自由な発想の料理が人気を集めています。また、国民の20パーセントが外国生まれというお国柄ゆえ、各国料理のレストランも豊富。多彩なエスニック料理を味わえます。