先進的な創作メニューも話題、スペイン料理
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バレンシア発祥のパエーリャ(パエリヤ)。肉や野菜、魚介などをたっぷり入れる |
スペイン料理は地方色に富み、特に肉料理のバリエーションが豊か。マドリッドの郷土料理である豆や野菜と肉を煮込んだシチュー「コシード・マドリレーニョ」やイベリコ豚の生ハム「ハモン・イベリコ」はぜひ試したい逸品です。ほかにもバレンシア発祥の「パエーリャ」、トマトやキュウリなどの野菜とパンをすりつぶしたアンダルシア地方の冷製スープ「ガスパチョ」といった有名料理もいろいろ。フランスとの国境付近にあるバスク地方は海の幸、山の幸ともに豊富な美食の郷として有名です。
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エルブリの料理。オブラートを皮のように使うアイディアが秀逸 |
最近では最先端の技術を多用した創作料理への注目も高まってきました。その筆頭はフェラン・アドリア氏が率いるレストラン「エルブリ」(エルブジ)。バルセロナから車で2時間という不便な立地にも関わらず、予約を取るのは超困難。どうしても彼の味を楽しみたいという人は、過去にエルブリで出したメニューを提供しているセビーヤ郊外のホテル(HOTEL HACIENDA BENAZUZA)やアドリア氏が手がけるファーストフード店(RESTAURANTE FAST GOOD)を目指してみては。
そしてスペインで忘れてはいけないのがバルの存在。レストラン兼バーのような店で、カフェ代わりの利用も可。タパスと呼ばれる小皿料理をつまみながら、お値打ちなスペインワインを片手にゆっくり過ごせます。