東南アジアの料理(3ページ目)

珍しいモチ米文化の国、ラオス料理

タムマックフン(c)ASEAN-Japan Centre

タイとベトナムに挟まれたラオスは昔ながらの風景に出会える素朴な国。モチ米「カオニャオ」を主食とし、料理には唐辛子を多く使います。辛さで有名なのが、まだ熟していないパパイヤの千切りに唐辛子やニンニク、魚醤などを混ぜた「タムマックフン」。タイでいうところのソムタムですね。

内陸の国ゆえ、基本的に食材は肉、または川の幸がメイン。田舎に行けば虫を食べるのも一般的です。ラオスを代表する料理といえば、細かく刻んだ肉にタマネギやライムなどを加えた和え物「ラープ」。これとカオニャオを食べるのがラオスの典型的な食事といえるでしょう。
ベトナム同様、フランスの植民地だったためにフランスパンもポピュラーで、特にヴィエンチャンなどの都市部ではパン屋さんも多く見かけます。フランスパンは屋台でも売っているので、朝食にもよく登場します。具入りのサンドイッチには香草が入ることもあり、アジアらしい独特の味わいに仕上がっています。