なぜ炭酸が美容にいいとされるのか?
ここ数年、炭酸を使った美容法が話題になっています。最近は炭酸スプレーや炭酸パックなども出回り、自宅で手軽にケアできるようになりましたが、肝心なのは炭酸の濃度。炭酸飲料同様、“気”が抜けてしまってはせっかくの効果も期待できません。そこで今回は、高濃度な炭酸でケアできる美容家電をご紹介します。そもそもなぜ炭酸がお肌にいいとされているか、ご存知でしょうか。炭酸は、非常に分子が小さいため、お肌に乗せると皮膚から浸透して毛細血管に入り込みます。すると体は、自分は今、酸欠状態にあるのだと思い込み、血管を広げて酸素を多く取り込もうとするため、血行が促進され、新陳代謝が活発になるのです。
新陳代謝が活発になると、ターンオーバーが活性化されるため、以下のような効果が期待できると言われています。
・ハリ、ツヤのアップ
・しみやくすみの改善
・しわの改善
・リフトアップ
・肌荒れ、ニキビの改善 など
こう聞くと、エイジングが気になるお肌にぜひ取り入れたい! と思いますよね。でも炭酸は揮発性が高く、アイテムによって炭酸濃度がまちまち、というのが実情。実際に使ってみると、炭酸のシュワシュワした刺激が体感できにくいものも多々あります。
ガスカートリッジを搭載したパナソニックの「炭酸イオンエフェクター」
そこで今回ご紹介したいのが、2016年12月に発売されたパナソニックの「炭酸イオンエフェクター(EH-SG90)」です。一番の特徴は、ガスカートリッジ式を採用した点。多くの炭酸を継続的に発生させるため、1回のお手入れの間(約2分間)、ガスカートリッジから常に新鮮な炭酸ガスが供され、高濃度炭酸をお肌に届けられるというものです。ちなみに炭酸ガスは、水に溶けて初めて炭酸となるため、使用時には水を含ませたシートマスクを顔にのせて使用します。
ヘッドには、ミクロサイズの穴が無数にあいた「多孔質金属ヘッド」を搭載。炭酸ガスの粒子が細かいほど水との接触面積が増え、多くの炭酸が生み出される性質を利用し、できるだけ多くの炭酸が発生できるよう工夫されています。
ちなみに1回のお手入れで発生する炭酸ガスの量は、約5.6g。一方で、市販の炭酸水にシートマスクを浸した場合の発生量は0.04gといいますから、効果も期待できそうですね。