しばらく「お通じ」がなくて、ぽっこりお腹に……!
つらい便秘には、ストレッチを取り入れて
できるだけ自然のリズムを体に刻んでいくために、ヨガの要素を取り入れたポーズによるストレッチで、大腸の「ぜん動運動」を促していきましょう。
【INDEX】
・「ネコのポーズ」で腸の動きを促す!
・「ネコのポーズ」のポイントを動画で確認
・「合蹠(がっせき)腸マッサージ」で腸のめぐりを整える
・「合蹠(がっせき)腸マッサージ」のポイントを動画で確認
「ネコのポーズ」で腸の動きを促す!
朝は、本来もっとも便意が起きやすい時間帯です。起床後、お腹の周りを気持ちよくストレッチする「ネコのポーズ」で、腸にほどよい刺激をあたえ、腸の「ぜん動運動」を促していきましょう。腸を動かすイメージで実践してみて下さい。1.四つ這いの姿勢からスタート
STEP1
膝の幅を腰の幅に開き、腰の真下に膝をつき、肩の真下に手をついて、四つ這いになります。
2.息を吸いながら、顔を上げて、腰を反らす
STEP2
3.息を吐きながら、頭を下げて背中を丸める
STEP3
「ネコのポーズ」のポイントを動画で確認
【ポイント】
・じっくりとリラックスしながら10回繰り返します。
・腰痛の方は、腰を反らせ過ぎないよう十分注意して下さい。
・肩が前後しないように気を付けましょう。
めぐりをよくする「合蹠(がっせき)腸マッサージ」
「合蹠(がっせき)腸マッサージ」にはリラックス効果があります。副交感神経が優位になることで、体がホッとゆるみ、体のリズムが整っていきます。また、お腹をさすることで、腸のめぐりを整えます。【「合蹠(がっせき)腸マッサージ」のやり方】
1.あお向けで足の裏と裏を合わせ、1分間深呼吸
STEP1
2.おへそまわりを、右回りでゆっくりさする
STEP2
3.さする円を小さくしていく
STEP3
「合蹠(がっせき)腸マッサージ」のポイントを動画で確認
【「合蹠(がっせき)腸マッサージ」のポイント】
・1分くらいかけてじっくりと行います。
・お腹を温めてほぐすようなイメージで行いましょう。
排便のリズムを作れるよう、朝晩の新習慣に!
便秘の状態が続くと、腸内に毒素が溜まり、腸壁から毒素が血液に流れることで、血行不良につながる場合もあります。つまり、便秘は腸だけでなく、全身に影響を及ぼすこともあるというわけです。でも、毎日のちょっとした習慣で、体に排便の「リズム」が定着していきます。
決まった時間にストレッチを行うことで、体に「排便の時間」が刻まれていくよう、今回紹介したストレッチを朝晩と続けていきましょう!
写真・動画撮影/泉 三郎 取材・執筆/北川和子